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ふわふわコアラを抱っこしてカンガルーと遊ぶ! 動物と最先端グルメに癒やされるゴールドコーストへの旅
ふわふわコアラを抱っこしてカンガルーと遊ぶ! 動物と最先端グルメに癒やされるゴールドコーストへの旅
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ふわふわコアラを抱っこしてカンガルーと遊ぶ! 動物と最先端グルメに癒やされるゴールドコーストへの旅

世界有数のビーチリゾート、オーストラリア東部のクイーンズランド州に位置するゴールドコースト。年間を通して温暖な亜熱帯気候で、年間300日以上が晴れと天候にも恵まれています。青い海、白い砂のビーチが有名ですが、世界遺産の熱帯雨林をもつ豊かな自然も魅力。ゴールドコーストを象徴する、自然を愛し、守るためのふたつの施設を訪ねました。

オーストラリア固有の野生動物がいっぱい!

約57kmという、日本では考えられないほど長〜い白砂のビーチと、高層ビル群が共存するゴールドコースト。ダイナミックな大自然にあふれながら、快適性、利便性もバッチリという理想的なリゾートタウンだ。海沿いや運河沿いにはプライベートプールやマリーナを備えた豪邸が建ち並び、世界から富裕層が集まって究極のラグジュアリーライフを営んでいる。

ガラス張りのリビングから、インフィニティプールや運河を望める豪邸がずらり。庭先にはプライベート桟橋もあり、毎日釣りやクルージングを楽しめるという

コアラにカンガルー、色とりどりの野鳥と、キュートな動物&鳥もオーストラリアの大きな魅力。なかでも「カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリー」は、オーストラリア固有の生物を自然に近い環境で見られる野生動物保護園として人気だ。野生動物病院が併設され、傷を負ったり病気にかかったりした動物たちを保護、治療して野生に還す活動をおこなっている。

広い敷地で、動物たちを自然に近い環境で飼っているカランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリー。国内外からやってくる人々で、いつも大賑わいだ

湖畔でくつろぐ野生のペリカン。餌付けショーは毎日実施されている

保護園の理念に賛同した国内外の企業、教育機関のロゴマークが石畳に刻まれている。日本の企業やゴールドコーストと交換留学をおこなっている日本の高校のものもあった

暮らしのそばに大自然があるからか、オーストラリアの人々は環境保護への意識が高い。園内のごみ箱には、Reduce(ごみを減らす)、Reuse(繰り返しつかう)、Recycle(再利用する)の3RをRethink(考え直そう)との掲示がある

カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリーの野生動物病院は、年間で250種以上、約1万6000頭もの“患者”を受け入れている“世界でもっとも多忙な野生動物病院”のひとつ。この日はクラミジアにかかったコアラや釣り針を飲みこんでしまったブラックスワン、ケガをしたウォータードラゴン(大型のトカゲ)などが治療を受けていた。

2050年にはコアラが絶滅してしまう!?

野生動物病院では、オーストラリア固有の野生動物を専門に診察している

治療を受けるイースタン・ウォータードラゴン。オーストラリアの東海岸に多く生息し、ホテルの庭などにもたびたび出没する

この施設では、世界的なアイドルにして絶滅危惧種のコアラの保護に、とくに力を入れている。というのも、対策をしなければ、2050年までに東オーストラリアのコアラが絶滅する可能性があるというのだ。コアラたちの命を脅かす主な要因は、森林破壊や森林火災による生息地の減少、車との衝突、犬による攻撃など。施設内には、「野生のコアラを見かけたら、健康でも報告してください! もし病気なら、病院へ連絡を」と呼びかけるパネルが展示されていた。

クラミジア感染症にかかり、野生動物病院に運ばれてきたコアラ。生殖器のダメージを修復する手術を受け、回復するまでリハビリ施設で過ごすという

施設内には治療後のコアラが過ごすリハビリセンターや、コアラのエサとなるユーカリ農場が備えられている。さらに、コアラを抱っこして写真撮影ができるサービスも! せっかくなので、列に並んで抱っこを体験してみた。飼育員が腕にのせてくれたコアラは、ずっしりと重く、ふわふわで温か。落としたら大変!と緊張したが、お日さまのニオイのするコアラを抱いてほっこりしてしまった。

オーストラリアを象徴する動物といえば、オーストラリアにしか生息しない有袋(ゆうたい)類のカンガルー。カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリーでは、事前予約なしでカンガルーにエサがあげられる。専用エリアにはカンガルーやワラビーが放し飼いにされており、自由に触れて楽しい。

訪れたのは午後3時ごろ。カンガルーがたくさんいて心が浮き立つが、エサを差し出しても「プイッ」と顔を背けるカンガルーが続出! 聞けば、午後になるとカンガルーたちは満腹でエサを食べなくなってしまうという。怠惰に寝そべるカンガルーたちの口もとにエサを差し出したところ、「仕方ないなあ」とばかりに、しぶしぶ食べてくれるカンガルーもいた。

連日多くの客が餌づけ体験に訪れるためか、エサを見るカンガルーたちのテンションはかなり低かった

というわけで、活発にエサを食べてほしいなら、午前中の早い時間に行くのがおすすめ。ただ、カンガルーとのんびり触れ合ったり写真を撮ったりしたいなら、午後の“まったりタイム”がいいかもしれない。

カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリーのもうひとつの名物が、「ワイルド・スカイズ フリーフライト・バードショー」だ。スタジアムいっぱいにカラフルなインコにフクロウやワシなどの猛禽(もうきん)類が、観客の頭すれすれに飛び交い、客席は大盛りあがり。熟練のトレーナーたちが鳥たちの生態や、彼らが自然界で直面している課題について解説してくれる。

オーストラリア・アオバズクの説明をする飼育員のウェンディさん

飼育員のウェンディさんは、「バードショーは、楽しみながらオーストラリアの鳥たちを知れるいい機会。彼らを理解することで、環境保護への意識が高まることも期待しています」と語った。

ゴールドコーストの芸術の中心地で、絶景と和牛を堪能

HOTA(Home of the Arts)は、アートと音楽、演劇、映画を融合させたゴールドコーストの芸術の拠点となる施設。なかでも2021年に開業したHOTA Galleryは、新しい文化的シンボルとして注目されている。ギャラリーには6つのフロアがあり、ローカルの現代アートから世界的なアーティストまでを幅広く展示。4500点以上そろうアートコレクションを保有し、無料で鑑賞できる展示も多い。筆者が訪れた日は、日本でも大ブームになったオーストラリアのアーティスト、ケン・ドーンの特別展が開催されていた。

ギャラリーのキュレーター、ブラッドリー・ヴィンセントさん。オーストラリアを象徴するアーティスト、ケン・ドーンの作品を解説してくれた

HOTAの外観は、青や黄色などの幾何学模様を合わせたカラフルなデザインで、ゴールドコーストのアイコンとなっている。最上階には「ザ・エキシビショニスト・バー」があり、ゴールドコーストの中心地であるサーファーズ・パラダイスのスカイラインや運河を一望しながらくつろげる。

ルーフトップバーからゴールドコーストのまちを一望。サンセットには、空がピンクやオレンジに染まる光景が見られる

HOTA内のファインダイニング「パレット・レストラン」は、“アートを皿の上に”をコンセプトにしたゴールドコーストを代表する名店だ。オーストラリアの権威あるグルメガイド「Australia Good Food Guide」で、2年連続で最高ランクに近い評価「3シェフハット」を受賞。ギャラリーに展示されたアート作品からインスピレーションを得た、地元の旬の食材をつかったモダン・オーストラリア料理を提供している。

最高級ランクの和牛を、数時間かけて低温調理。肉の下には、なめらかなジャガイモのピューレが敷かれている

美しく盛りつけられたモダン・オーストラリア料理は、まさに食べるアート。記念日など特別な日に訪れる地元の人々やカップル、質の高いローカルフードを求めるグルメな観光客に混ざって、ゴールドコーストの“いま”が味わえるオススメのレストランだ。

――ゴールドコーストのサステナブルな5つ星ホテルについてはこちら――

photo&text:萩原はるな

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