NATURE 2024.10.01

【特集】森林浴をしながら考える､私たちがもっと知るべき｢木と森｣のこと

国土のおよそ３分の２を森林が占めている日本。森は癒しを与えてくれるだけでなく、適切に整備・維持することで地球温暖化や災害の抑止、生物多様性の保全、水資源の供給など、私たちの暮らしに深く関わっています。　これまで当サイトでご紹介してきたなかから、あらためて注目したい記事をピックアップしました。

日本最古の宗教都市｢高野山｣には､1200年前からSDGsがあった！

平安時代から多くの信仰を集める和歌山県・高野山。真言宗総本山金剛峯寺（こんごうぶじ）には日本の寺院で唯一、山の森林を守る部署「山林部」があります。豊かな自然を未来へ継承するための活動や観光客に向けた「森林セラピー体験ツアー」を実施するなど、1200年前から森と共生する聖地・高野山に迫ります。

秋田県と青森県にまたがる白神山地には、およそ8000年前からほとんど姿の変わらない世界最大級のブナ原生林が広がっています。白神山地世界遺産センター「藤里館」で自然アドバイザーを務める白鳥万里さんに、ブナ原生林の魅力を教えてもらいました。

国の天然記念物に指定されている「青木ヶ原樹海」は、富士山の噴火によって流出した溶岩の上に、長い年月をかけて形成された神秘の森。樹齢300年を超える巨木や緑鮮やかな苔、点在する溶岩洞穴など見どころがいっぱいの樹海の実像を前・後編にわたりお届けします。

ドイツの首都・ベルリン近郊のネイチャースポットとして知られる「自然保護区グルムジンの森」。最終氷期の氷河によってつくられた窪地に広がる湿地帯とブナ原生林をめぐるウォーキングツアーに、トラベルライターの鈴木博美さんが参加してきました。

私たちの生活になくてはならない清らかな水は、森で育まれます。サントリーは、健全な森と水を育む取り組みを20年以上も前からおこなってきました。同社の教育プログラム「水育」の、小学生向け特別授業を体験してみました。