「生活者だけでなく、世界や社会にもよいもの」をコンセプトに、チョコレートやナッツをつかったスイーツや、コーヒーなどを提供する「imperfect表参道」。2023年７月１日より、コーヒー好きなら見逃せないフラッペやラテなどが続々と登場します。スーパーフードとしても注目される「コーヒーチェリー」を使用。コーヒーをまるごと楽しむ新たなおいしさを、ぜひこの機会にチェックしてみてください。

コーヒー豆の精製過程で出る果皮､果肉が環境を汚染している!?

「たとえ不完全な取り組みだとしても、自分たちでできることから、少しでも世界と社会をよくしていこう」という想いから生まれたカフェ、「imperfect（＝不完全）」。コンセプトは、お客さまにとっての「おいしい（well）」だけでなく、社会や農家の方々にもよい（wellな）Well Foodを提供すること。農家の自立をサポートするとともに、環境に配慮しながらつくられている原材料を積極的に使用しています。

店内のカウンターにはコーヒーの木を配置。壁にはコーヒー豆が埋め込まれるなど、生産国や素材を感じられる仕掛けが随所にちりばめられている

そんなimperfectがこの夏注目したのは、コーヒーの果実「コーヒーチェリー」。じつは世界中で愛されているコーヒー豆は、コーヒーの種子を精製してつくられています。豆を精製する過程で、コーヒーチェリーの果皮や果肉の部分は廃棄されているのが現状。その量は年間2000万トンともいわれ、なんと東京ドーム約21杯分の量に相当します。

適切に処理されずに廃棄されると、地中に埋められた果皮が発酵し、メダンガスを発生させて大気を汚染してしまうことも。また、コーヒーの栽培時につかわれた化学肥料や農薬が残留していると、土壌や川を汚染するおそれもあり、社会課題のひとつになっているのです。

赤く熟すと収穫されるコーヒーチェリー。捨てられてしまう果皮、果肉部分は、果実全体の約40％を占めている

こうして世界中のコーヒー産地で廃棄されているコーヒーチェリーの果皮、果肉部分。けれども自然な甘みと独特の酸味をもつフルーツとして、発祥の地といわれるエチオピアをはじめとするコーヒーの産地では、古くから紅茶のように煮出して愛飲されてきました。しかも赤い色は、高い抗酸化作用をもつポリフェノールが由来。美容と健康によいスーパーフードとして、欧米を中心に熱い注目を集めています。

コーヒーの木にたわわに実ったコーヒーチェリー。果実部分は、ローズヒップのような甘酸っぱさとフルーティーな香り、ハチミツのようなまろやかな甘さが特徴

通常は廃棄される果皮、果肉をアップサイクルすることでフードロスと環境負荷を減らすだけでなく、カラダにもおいしいコーヒーチェリー。豆を除去して捨ててしまうなんて、本当にもったいないのです！　果実部分の有効活用は、コーヒー生産者たちの副収入源のひとつともなり、収入アップも叶えます。世界中のコーヒー農家がサステナブルにコーヒー栽培を継続できることは、おいしいコーヒーを飲み続けるための必要条件だといえるでしょう。

もったいない､をおいしいに｡コーヒーをまるごと楽しむドリンク＆スイーツ

imperfectでは、コーヒーチェリーの魅力が知らずに廃棄されている現状を「もったいない」ととらえ、コーヒーの新しい楽しみ方を提案します。コーヒーチェリーを果皮、果肉も含めてまるごとつかったコーヒーチェリードリンクとスイーツをリリース。2023年の７月１日より、新しい３つの味わいが順次登場します。

コーヒーチェリー香るコーヒークリームフラッペ950円（税込み、７月１日発売）。コーヒーのかき氷とキャラメル味のミルククリームに、パッションフルーツとコーヒーチェリーの酸味がアクセントをプラス

コーヒーチェリーホワイトラテ750円（税込み、７月１日発売）。エスプレッソとコーヒーチェリーのフルーティーな酸味、濃厚なホワイトチョコレートの甘さがベストマッチ！

コーヒーチェリートニックwithカカオフルーツソルベ850円（税込み、7月5日発売）。コーヒーチェリーのシロップをトニックウォーターで割ったドリンクに、甘酸っぱいカカオの実のソルベをトッピング

地球環境にもカラダにも、生産者にもやさしい新作ドリンク＆スイーツ。「コーヒーという果実」をまるごと味わえる贅沢な時間を、ぜひご堪能ください。

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