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長濱ねる「サステナブルは、思ったよりとっつきやすかった!」
長濱ねる「サステナブルは、思ったよりとっつきやすかった!」
LIFE STYLE

長濱ねる「サステナブルは、思ったよりとっつきやすかった!」

ドイツ発のサステナブルフィットネスブランド「Water Rower│NOHrD」(ウォーターローワー・ノルド、以下ノルド)のアンバサダーに就任した女優の長濱ねるさん。3~7歳まで長崎県五島列島・中通島の大自然でのびのび育ち、いまも森や川、海などのナチュラルな環境が大好きだという長濱さんに、自然と親しむ暮らしやサステナブルなアクションについて伺いました。

自然のパワーでリセット&リフレッシュ!

「持続可能な社会と人々の健康サポートを目指す」というコンセプトのもと、家庭用のフィットネスマシンを提供しているノルド。フィットネスマシンといえば、白やシルバーなどメタリックなデザインが主流だが、同社では木を基調にしたぬくもりのあるマシンを展開している。長濱さんはアンバサダーに就任して、フィットネスマシンを家に導入すると決めたとか。

「もともとヴィンテージ家具が大好きで、部屋の家具は木製のものを揃えているんです。ですからノルドのウッディなマシンは、私の部屋にもなじみそうだな、とうれしくなりました」

上京したころには、部屋にあまりグリーンは置いていなかったと長濱さん。けれどもいまは、ベランダにも室内にも、いろいろな観葉植物を置いて「愛でて」いる。

「植物って、人の心をリラックスさせてくれたり、リフレッシュさせたりする力があるんですよね。植物と一緒に暮らしたいなあ、と思いはじめてから、どんどん量が増えていきました。いまでは、吊すタイプからガジュマルなどの木まで、いろいろな観葉植物を揃えています」

時間があるときには、枯れた葉を取り除いたり、剪定(せんてい)に挑戦したり、天気に応じて配置を変えたり……。土や草木に触れることで、心身がリセットできる気がするそう。さらに、生け花にも挑戦中だ。

「お仕事でいただいたお花を持ち帰るだけでなく、野の花をちょっと生けたりもします。お部屋に草木や花があると、やっぱり落ち着くんですよね」

「体型は人と比べるのではなく、『自分の心地よいところ』を追求していきたいです」

幼い頃はおてんばだったという長濱さん。5歳年上の兄と川や森で遊んだという。

「木に登ってミカンをとったり、お兄ちゃんに教わりながら釣りをしたりと、いろいろなことをしてめいっぱい遊んでいました。いまでも自然のなかにいると、パワーをもらえます。多摩川の上流で沢登りとか、すごく楽しい! そういうところに行くと、いつも裸足になって、地面に触れる感覚を味わっています。地方にお仕事に行く機会でも、森や神社など自然豊かな場所に、ついつい足が向いてしまうんです」

自分にとって、自然はなくてはならない存在、と長濱さん。地球環境を守るために、小さくてもできることはしておきたいと語る。

「サステナブルな商品や取り組みをしている企業のサービスを選ぶことは、私たち消費者の意思表示になると思うんです。最近は、SDGsを謳っている商品が増えて、よりアクションが起こしやすくなってきましたよね」

サステナブル先進国・ドイツ生まれのノルドの工場には、ソーラーパネルが設置されている。マシンにも、電力をつかわないシステムを採用する

どうせ買う&つかうなら、心地よいものを!

ノルドのフィットネスマシンは、廃材が出ないよう工夫しながら制作されているという。そういった「商品ができ、私たちの元に届くまで」のストーリーを大切にしたい、と長濱さん。

「たとえばアパレル。ただ『安いから』『かわいいから』だけでなく、『なぜ、少し高価なのかな? 理由はなんだろう』と、その背後にあるものを深掘りして、把握することが大事だと思います。以前、インドの女性たちが手がけた刺しゅうがついたお洋服を買ったことがあったんです。それらは、かつてとても安い価格がつけられていたのですが、そのときは『彼女たちの技術にフェアな価格をつけよう』と試みられていて。少し高価なのですが、『応援しよう!』という気持ちで購入しました。そういう商品の裏側を知ると、長く、大切に着たいなあと思いますよね」

日々の生活も、少しずつ変化していったという。

「『余計なごみを出さないようにしよう』とちょっと意識するだけで、ごみを減らすことに成功しました。家のなかに入れるものを厳選するだけで、ごみとして出ていくものも減らせるんですよ。その一環として、最近、歯ブラシもヘッドだけ変えられる木製のものに変えました」

ここ2〜3年で、世の中の意識が変わったと感じている。

「まだまだ、サステナブルな製品に対して『高いよね』とか『意識高い』、『浮世離れしてそう』なんていう印象をもっている人もいるでしょう。けれども、まずは知ることが大事。私もお仕事を通じてSDGsに触れる機会が増え、考え方も変わりました。いろいろ知識がついてくると、SDGsってまったくとっつきにくくなかった! どうせ買うなら、どうせつかうなら、気持ちよく買ったりつかえたりするものを選べばいいんだ、と思うようになりました」

長濱ねる■1998年、長崎県長崎市生まれ。2020年にソロデビュー以来、ドラマや映画、ラジオ、雑誌などさまざまなメディアに活躍の場を広げる。現在、『FRaU web』でSDGs連載を担当、フジテレビ系連続ドラマ「院内警察」(金、21時〜)に川本響子役で出演中。

photo:横江淳、text:萩原はるな

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