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コーヒーが育つ森とそこで暮らす生物、さらにはコーヒー農家を守る! UCCの「ネイチャーポジティブ」【PR】
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コーヒーが育つ森とそこで暮らす生物、さらにはコーヒー農家を守る! UCCの「ネイチャーポジティブ」【PR】

「コーヒーを飲まないと一日がはじまらない!」とよく聞くように、コーヒーは私たちの生活に欠かせない存在になっています。世界中で愛されているコーヒーですが、このままでは、2050年には収穫量が半減してしまうリスクがあるそう! 日本のコーヒー業界を牽引するUCCグループでは、早くからサステナブルな活動を推進してきました。おいしいコーヒーを提供し続けるために、UCCが進めているネイチャーポジティブに向けた取り組みをご紹介します。

コーヒーの需要がアップするごとに、豊かな森が消えていく!?

コーヒー豆の栽培から一杯のコーヒーにいたるまで、一貫したコーヒー事業をグローバルに展開しているUCCグループ。2022年に「コーヒーの力で、世界にポジティブな変化を」というサステナビリティビジョンを発表し、2030年までに自社ブランドのコーヒーすべてをサステナブルなものにすることを目標としている。そんなUCCが目指しているのが、失われた生態系を回復させる「ネイチャーポジティブ」への取り組みだ。

ネイチャーポジティブとは、経済の発展によって破壊された生態系を回復させ、2030年には生物多様性をマイナスからプラスに反転させることをさす。さらに2050年には、将来世代を含むすべての人々と、生物が生育できる自然生態系まで回復させ、維持していくことが求められている。

1970年以来、野生生物の個体数は平均すると69%も減しているとされる。ネイチャーポジティブはその減少を食い止め、プラスにしていくという考え方だ

現在、コーヒーの需要は世界中で増加し続けており、それに応えるため森林を伐採してコーヒー畑がつくられている現実がある。しかも世界的な気候変動によって、2050年にはコーヒー栽培に適するエリアが現状の半分になる、とも予測されている。このままでは、当たり前のようにコーヒーが飲める日常がなくなってしまうリスクがあるのだ。

そこでUCCでは、2022年からネイチャーポジティブに着目。その実現に向けて、以下の3ステップを進めていく計画を立てている。

1.  森林破壊ゼロ宣言「UCCグループは、遅くとも2030年までに、森林の破壊や転換を伴わないことをトレースし確認されたコーヒー豆のみを使用します」を策定・公表し、ルール作りを固め運用していく

2将来的にコーヒーの生産性を高めるための取り組みを進める

3カーボンニュートラルを視野に入れた植林などの活用

コーヒーの木が好む日陰をつくるために、背の高い「シェードツリー」が植えられたコーヒー畑。この取り組みは、森林の回復と生物多様性の向上にも効果がある

2.のコーヒーの生産性を高める取り組みとして代表的なのが、コーヒー畑にシェードツリーを植えること。早く生育する背の高い樹木によって日陰をつくり、コーヒー豆の生産性をアップする方法だ。

持続可能なコーヒー生産プロジェクトが、タンザニアでスタート

UCCではネイチャーポジティブの取り組みを優先的に行うエリアとして、ブラジル、ベトナム、タンザニア、ウガンダの4カ国を選定。とくにアフリカの2国は、現在の農地面積のまま、さらに生産量を上げられるポテンシャルを秘めている。

タンザニアのコーヒー農園は、昔ながらの農法で営まれる小規模農家が中心

なかでも「キリマンジャロ」の生産地であるタンザニアは、国民の70%が農業に関わっているとされる農業大国。コーヒー農家の9割が小規模農家で、最新の生産法にアクセスできないというのが現状だ。現地でネイチャーポジティブの取り組みを進めている、UCC農事調査室 中平尚己室長によると、正しい営農指導によって収穫量を倍にもできるポテンシャルがあるという。

「2024年9月より、UCCでは国連の専門機関IFAD(国際農業開発基金)と日本の農林水産省、大手商社の丸紅と連携し、タンザニアのコーヒー農家が持続的に生産量を増やしていくことを支援するプロジェクトが立ち上がりました。これは農地を増やさずに環境負荷を抑え、生産量をアップすることで、生態系の回復を目指すというものです」(中平室長、以下同)

コーヒー畑で営農指導にあたる中平さん(写真左)。コーヒー栽培はタンザニアの主要産業で、そのうち30%が日本向けに輸出されている

具体的には、シェードツリーの導入支援とナーサリーやコーヒーの苗の提供などを推進。まずは3年間プロジェクトが行われる。

「タンザニアのコーヒーの木は寿命とされる樹齢25年以上のものが多く、収穫量が下がっています。そこで苗を提供するのですが、いまは技術が進んでおり、多収性の品種に植え替えることで同じ本数でも収穫量がアップできる。さらに現状より密に植えても、適正に育てられる技術が確立されています」

ただし、植える木の本数が増えると土の栄養分が失われてしまうというデメリットが生じる。

「土地の栄養分が失われることで収穫量が大幅に減少することが、大きな問題になっています。解消するためには、堆肥の活用が必要不可欠。製造技術を地元の方々と共有するとともに、コーヒーパルプや牛糞、米ぬか、もみ殻など、現地で手に入りやすいものを堆肥にする技術を導入したいと考えています」

ナチュラルな肥料をつかうことは、環境負荷の軽減にもつながっていくという。さらに、コーヒーを加工する製造技術を伝え、品質を向上させる取り組みも計画中だ。

「生産性とクオリティをアップさせることで、現地生産者たちの生活も豊かにすることが目標。現在、地域の生産者たちと歩みを進めているところです」

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