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取材がきっかけで猟師に!? 意外なきっかけで始めた、みんなの複業実例
取材がきっかけで猟師に!? 意外なきっかけで始めた、みんなの複業実例
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取材がきっかけで猟師に!? 意外なきっかけで始めた、みんなの複業実例

幸せになるためにする「複業」。みんなどんなきっかけで、どんなふうに働いているの? 複数の仕事を同時に持つ2人にお話を伺いました。

▼複業の基礎知識はこちら

仕事での挫折から知った、自然の素晴らしさ。 会社員×登山ガイド 山口岳さん

夏は沢登り、冬は雪山と、季節ごとの自然の美しさと、そこで遊ぶ楽しみを伝えるのがライフワーク

Q.もともとのお仕事は?

マーケティング関係。

Q.複業は?

個人向けのガイド登山や登山初心者向けの登山教室を主宰。

Q.きっかけは?

心身のトラブルから仕事を休職し、半年間北海道の森の中で過ごしていたとき、自然の中に身を置くのが好きなこと、そこで友達の笑顔を見るのが好きなこと、自分が信じられるのはそれしかないと思いました。登山ガイドならその原点に立った仕事ができると思い、資格を取得しました。

フィールドで見るお客さんの笑顔が何よりの励みになる

Q.複業で得たもの、得たいものは?

利害関係のない共通の趣味を持つ仲間。異業種の多様な人と関わることで得た広い視野・対人スキル。登山を通してトラブルへの対処力も向上したように感じます。

Q.複業をして変わったことは?

2つの仕事を両立するため、限られた時間の中でどう最短距離で成果に結びつけられるか、会社の仕事でも常に考えるようになりました。

Q.お仕事のバランスは?

会社8:ガイド業2

グルメ取材をきっかけに飛び込んだ、猟師の世界。 フリー編集者×猟師 中村麻矢さん

仕留めた鹿は肉だけでなく皮や骨なども有効活用したい。©Takahiro Tsuboi

Q.もともとのお仕事は?

北海道のツーリズム団体を中心に編集やライター、広報業務を担当。

Q.複業は?

秋冬は猟師として各地で鹿の狩猟、春夏は鹿を有効活用するための商品開発。師匠のもとで解体や精肉を学んでいます。

Q.きっかけは?

前職でグルメライターをしていた頃、取材を通してジビエ好きな自分を発見。とくに好きだった鹿の猟に同行取材したことをきっかけに、猟師や精肉加工をする方などの素晴らしい仕事ぶりとその裏にある苦労や後継者不足、環境問題などを知り、自分がどれほど人間中心の世界で生きていたのかを痛感。取材を重ねているうちに猟師の世界に魅了され、飛び込んでいました。

今後はそれらを使ったアクセサリー製作も始めたいと思っているそう。©Yayoi Arimoto

Q.複業で得たもの、得たいものは?

野生の嗅覚、人間力、人を見る目。

Q.複業で大変だなと思うこと、工夫していることは?

前例が見当たらないこと。季節労働であること。都会に住んでいると移動が不便。猟師一筋では金銭・体力面ともに難しい。

Q.複業をして変わったことは?

今まで疑問に思わなかったことを自分の頭で考えるように。自分や生き方を見つめ直すきっかけになりました。

Q.お仕事のバランスは?

編集業6:猟師4

●情報は、FRaU SDGsMOOK WORK発売時点のものです2021年4月)。

Edit & Text:Yuriko Kobayashi Composition:林愛子

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