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Perfumeかしゆか「自分にも社会にも、サステナブルは“おトク”です!」
Perfumeかしゆか「自分にも社会にも、サステナブルは“おトク”です!」
FROM IMPERFECT

Perfumeかしゆか「自分にも社会にも、サステナブルは“おトク”です!」

コーヒーが大好きで、時間があるときには、自宅で豆を挽いて味わっているというかしゆかさん。「好き」が高じて、2023年秋からimperfectのスペシャリティコーヒーのアンバサダーも務めています。そんなかしゆかさんに、コーヒーの愉しみ方やサステナビリティについて語ってもらいました。

「コーヒーが大好き! サステナブルな取り組みにも興味津々です」

コーヒーを飲むひとときは、自分だけの時間というかしゆかさん。「朝起きたら、とりあえず一杯は飲みたい」というほど、生活になくてはならない存在のよう。

「基本的にドリップバッグで淹れていますが、休日は豆から淹れて香りを愉しんでいます。コーヒー豆にすごくこだわりがある!というわけではないんですが、あまり酸味や苦みがとんがっていない、フルーティな酸味のものが好み。タイミングや体調などによって感じ方も違うなんて、コーヒーは本当に奥深いですよね」

ふだんは、アメリカンをブラックで飲むことが多いとか。

「あまり重たいコーヒー豆は苦手だけど、深みはほしい! 角がない、あたりのまろやかな味わいが好きです。今回imperfectのアンバサダーを務めて、あらためてコーヒーの『果てしなさ』を実感しました」

食と農をとりまく課題の解決に取り組むimperfectの理念に触れ、とても興味深かったとかしゆかさん。自身でも、日頃からサステナブルな行動を心がけているとか。

「生活のなかでできる節約、節電、節水は常に意識しています。エコバッグを持ち歩いてレジ袋はもらわない、夜以外、家の明かりはつけない、身体を洗ったりシャンプーをしているときは、いったんシャワーを止める、などは日々やっていますね。ちょっとしか洗濯物がないのにこまめに洗濯機を回すと水のムダなので、ある程度、洗濯物をためて洗うようにしています」

さらに、二次利用できるものは極力するようにしているそう。コーヒーを煎れた後の「コーヒー抽出かす」も、消臭剤として活用中!

「飼っているネコのトイレの近くに置いたり、生ごみに振り入れて消臭効果を狙ったりしています。これはちょっと言いにくいんですが(笑)、ティッシュペーパーも一回でつかい捨てないようにしているんです。積極的にサステナブルな活動をされているある方が、『つかっているのはある一部分なのに、すぐに捨ててしまう人が多い』と言っているのを聞いて、たしかにそうだなあと。最近は、一枚をできるだけ全面つかってから捨てるよう心がけています」

愛用のマグカップ。「白と紺のシャープなカップは、マドリッドでいただいたもの。温かみのある茶色いカップは、島根県出雲市の出西釜を訪れたときに購入しました。私は量多く飲みたいので、大きめのカップが好みです」

そうした行動のきっかけは、ニュースなどで環境問題を見る機会が増えたこと。フェアトレードの存在なども知るようになり、さまざまなことが気になるようになっていったという。

「振り返ってみると、いろいろムダなことをしていたなあ、と気づいたんですよね。そういうものを、極力なくしていきたいなと思ったんです」

そうしてアクションを起こした結果、自分にもメリットがあることを発見!

「ティッシュなどの消費量が減るから、ものをたくさん買わなくていいし、水道代も電気代も、ガス代も安くなるじゃないですか。いままで雑に、ムダに流してきた部分をちょっと意識するだけで、環境にやさしくなって自分もおトクになっちゃう。『地球のためにがんばるぞ!』『平和のためにできることを!』と構えるのではなく、ささやかな取り組みを続けることで、自分もトクするし、満足感が得られて罪悪感が減るんですよね」

サステナブルな行動が重要だと知ってしまった以上、知らないフリはできない性分だそう。とはいえ、そうしたアクションを人に押しつけたくない、とかしゆかさん。

「『やってよ!』とか『やらないでよ!』と言われておこなうことではないんですよね。自分だって、完璧にできてはいませんから……。日々、できるだけごみを分別するようにしているんですが、仕事の現場だとかなりざっくり分別されていて。『なぜここでは、みんな燃えるごみなんだ!? プラスチックごみは、私の住んでいる地区なら他の可燃ごみと分けるのに!!』などと気になって仕方がないんです。気にし出すととまらなくなってしまうので、その場のルールを尊重するようにしています」

「自然光が好きなので、日中はほぼ、部屋の明かりはつけません」。夜も間接照明のみにとどめるなど、薄暗い状態で過ごすのが基本だそう

サステナブルなアクションで、心の状態も健やかに!

エコバッグを持参したにもかかわらず、買い物先で「車に置き忘れてきちゃった!」なんてこともよくあるとか。

「そんなときは、『お店から車に戻るほんのちょっとの距離なのに、レジ袋が必要ですか? いいや、私は恥ずかしくないよ! ポテトチップスを小脇に抱えたまま、表参道を歩きます!』という感じで、袋はもらわずにそのまま持ち帰ります。人目を気にするというか、『ちゃんとしなくては』という考え方は、日本人のいいところでもあるんですが、海外の方みたいにちょっとざっくり、『大まかでOKじゃん! 人にどう思われようが、自分が心地よくいられたらいいじゃん!』という感覚も大事だなあと」

ちょっとした意識で袋を一枚減らせるのであれば、自分のマインドを変えたほうが早い、と気づいたそう。

「サステナブルなアクションは、やらなきゃいけないと思うと大変だけど、『こっちのほうが、心地いいじゃん』と思ってしまえば取り入れやすいもの。そうやって、みんなで少しずつ行動に起こせたらいいですよね」

かしゆか◆198812月、広島県生まれ。2000年にあ〜ちゃん、のっちとともに3人組ユニット「Perfume」を結成、2005年にメジャーデビューを飾る。以来、独自な楽曲・歌詞・ダンス・MCなどで多方面から高評価を得る。2007年に「ポリリズム」がブレイク、「FLASH」(2016年)、「TOKYO GIRL」(2017年) など数多くのヒット曲がある。

text:萩原はるな

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