週1回からはじめる新・食習慣 ヴェルヌ華子の「プラントベース」レシピ ①
プラントベースとは、plant(植物)+base(土台)、つまり植物由来の食材を基本とした食生活のこと。ミラノ在住のヴェルヌ華子さんは、パリのレストランで出合った植物性のみの料理に衝撃を受けてレシピを本格的に学び、その素晴らしさを広めることをライフワークにしています。そんなヴェルヌさんから、野菜や果物、穀物、ナッツなどの種子類、海藻類、キノコ類などをつかった旬のレシピをお届けします。まずは週に一食からはじめて、ゆくゆくは日々の食卓に取り入れてみて!
プラントベースレシピその1【夏野菜のチョップドサラダ】
火をつかわずにつくれる、暑い日にもピッタリの夏野菜のサラダです。トマトやきゅうりなどのおなじみ食材も、クミンなどのスパイスと合わせることで、いつもと違う味わいに! ドレッシングで和えた野菜とソースを別に盛りつけることで、ちょっとしたオシャレ感も演出できます。簡単なのに華やかな、おもてなしにも最適なレシピです。
トマトやきゅうりなど夏の野菜には、身体がいま必要としている水分がたっぷり含まれています。また、レモンやトマトなどに含まれるビタミンCやトマトのリコピンは抗酸化作用が強く、日焼けで炎症を起こしがちな夏にうれしい食材。豆乳ヨーグルトをたっぷりつかったソースで、植物性のタンパク質が豊富に摂取できるのもポイントです。
【夏野菜のチョップドサラダ】
材料(2~3人分)
トマト……4個
黄パプリカ……1/2個
きゅうり……2本
オリーブ(種なし)……15粒
オリーブオイル……大さじ1
レモン汁……1/4個分
塩こしょう……各適量
クミンヨーグルトソース
豆乳ヨーグルト……400g
クミンパウダー……小さじ 1.5
オリーブオイル……大さじ2
ニンニク……1/2片
無農薬レモンの皮(削る)……適宜
つくり方
1
トマトの湯むきをする。トマトはヘタをくり抜き、底に十字に浅い切れ目を入れる。鍋に水を入れグツグツとしっかり沸騰させた状態でトマトを入れ、皮にヒビが入ったらすぐ氷水に出し、皮を剥く。
2
湯むきしたトマトを1/4に切り、種の部分は取り除き1cm程度の角切りにする。
3
きゅうりと黄色パプリカは種を取りのぞき、1cm程度の角切りにする。オリーブは輪切りにする。
4
2と3をボウルに入れて、オリーブオイルとレモン汁、塩こしょうで軽く味をつけ、冷蔵庫に入れておく。
5
クミンヨーグルトソースをつくる。豆乳ヨーグルトにオリーブオイルとクミンパウダー、削ったレモンの皮、つぶしたニンニクを入れて、塩こしょうで味を整える。
6
クミンヨーグルトをお皿にドーナッツ型にのせ、真ん中に汁気を切った4を盛る。仕上げにオリーブオイルを回しかけ、クミンパウダーと削ったレモンの皮を振りかければできあがり!
※湯むきをしたトマトの皮は軽く水分を拭き取ってからオーブンシートに並べ、粉砂糖と塩各少々を振りかけて90度のオーブンで40分〜1時間乾燥させると、パリパリのチップスになる。仕上げにサラダに飾ると、グッと華やかなひと皿に。
※余裕があれば、豆乳ヨーグルトは少し水切りしておくとより濃厚な味わいに
※よりニンニクの風味を楽しみたい場合は、すりおろして入れてもOK
ヴェルヌ華子
プラントフル プラントベース ウェルネス コーチ、プラントベースを軸としたライフスタイルの習慣化を叶える12週間のウェルネス・プログラム「Plantful Journey Program」主宰(https://www.plantful-journey.com/)。十数年間、ラグジュアリーブランドのパリ本社ファッション本部でマーチャンダイジングに携わったのち、プラントベースの食生活を築くサポートをするプログラムを立ち上げる。現在、フランス人の夫と2人の子どもとともにイタリア・ミラノ在住。2023年7月にパリ・コルドンブルー調理学校のPlant-based Culinary Artsディプロマコースに日本人として初めて入学、さらなるスキルアップに励んでいる(Instagramはコチラ)
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