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綾瀬はるか「コロナ禍のいまを受け容れて、シンプルに生きていく」【前編】
綾瀬はるか「コロナ禍のいまを受け容れて、シンプルに生きていく」【前編】
VOICE

綾瀬はるか「コロナ禍のいまを受け容れて、シンプルに生きていく」【前編】

コロナ禍で世界の状況は激変し、私たちの生活も変わることを余儀なくされました。女優の綾瀬はるかさんは、この間の生活で気がついたこと、変わったことと変わらなかったことがあるといいます。どんなときでもすこやかに、美しく生きるためのヒントを教えてもらいました。

「この先も私たちは、
順応していくしかない」

「ステラ マッカートニー」は、森林の保護、最新テクノロジーを活用した代替素材の開発、再生資源に由来した生物素材の使用などに取り組み、循環型洋服づくりを目指す。ニットトップス、パンツ/ステラ マッカートニー

新型コロナウイルスの存在により世界は一変してしまった。価値観、生き方、働き方、人との距離感など、さまざまな状況が変動するなかで痛感させられたのは、これまでと変わったこと、変わらなかったこと、変わらなければならないこと。綾瀬さんは、この間どんなことを考え過ごしていたのだろう。

「人との距離感が少し遠くなって、寂しいな、みんなどうしてるかな、会いたいなぁ、と思う時間がありました。人と人を切り離すようなウイルスの存在は、とても悲しいですよね。でも、この先も私たちは環境に順応して生きていくしかないのだと思います。いまを受け容れながら、シンプルに。いまという瞬間に集中して、生きていこうって強く感じました。軽はずみなことは言えないけれど、ピンチはチャンスという言葉があるように、本当に大切なことは何かを、見直すときなのかなって」

デッドストックアイテムのアップサイクル、リミックスというアイディアのもと、現代のサステナビリティに着眼したコペンハーゲン発のコンテンポラリーブランド「デザイナーズ リミックス」。革新的で持続可能なファブリックを使用。グローバルケープコート/コロネット(デザイナーズ リミックス)

そんな時間を過ごすなかで、暮らしもシンプルになっていると感じるそう。

「もともと、モノはあまり多く持たないし、物持ちはよいほうですが、より必要最低限のものしか買わなくなりました。すっかりくたびれているけど、10年前のニットを大事に着ていたり。思い入れがあって手放せないものもありますが、着ないのにいつまでもクローゼットに眠らせておくのは、洋服がかわいそう。だから、もらってくれる人に譲ったりして、洋服やモノは循環させてあげたい。モノも人も、自分ごとに置き換えて考えるようにしています。気を回すという意味でも、風通しのよさや循環は大切ですよね。でも、新しい洋服を着たり、オシャレをしてワクワク気分を上げることも大事。だから私は、ひとつ洋服が増えたら、ひとつ手放す。お金もちゃんと回して、経済活動の循環にも貢献していかないと!」

▼後編につづく

●情報は、FRaU2021年1月号発売時点のものです。
Photo:Kenshu Shintsubo Styling:Mana Yamamoto Hair:Keiko Tada Make-Up:UDA Text:Chisa Nishinoiri Edit:Chizuru Atsuta
Composition:林愛子

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