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リバティ、再生ポリエステルに伝統的な小花柄をの せた「プリント・ウィズ・パーパス」を発表
リバティ、再生ポリエステルに伝統的な小花柄をの せた「プリント・ウィズ・パーパス」を発表
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リバティ、再生ポリエステルに伝統的な小花柄をの せた「プリント・ウィズ・パーパス」を発表

19世紀末を代表する作家オスカー・ワイルドにも愛されたイギリスの老舗メーカー「リバティ」から、サステナブルなコレクションが発表されました。

(左)リサイクル トートバッグ(リバーシブル)¥45,100。サイズ:約49(W)×30(H)×20(D)cm。(右)リサイクル クロスボディバッグ(リバーシブル)¥37,400。サイズ:約15(W)×24(H)×9(D)cm。

リバティのクラシカルな花柄を、革新的な新しいリサイクル素材にプリントした「プリント・ウィズ・パーパス」は、リバティのデザインを次の世代へ向けて提案するコレクション。日本では2021年春夏コレクションとして2020年12月に発売され、今シーズンが2回目の発表。

多くのアイテムがリバーシブル仕様になっている。

同コレクションでは、カーテン、カーペット、古着といった廃棄された衣類などを約50%、未使用の糸や繊維くずといった製品化されなかった繊維類を約50%用いて紡いだ再生ポリエステル糸を使用しています。

再生ポリエステル素材の場合、石油から原料を精製してバージンポリエステルを製造するのに比べて、二酸化炭素排出量が52%削減、エネルギー消費量は39%削減されます。

(左)リサイクル ツイリィ クロスボディバッグ(リバーシブル)¥27,500。サイズ:約15.5(W)×16(H)×10.5(D)cm。(右)リサイクル ジップ ポーチ¥16,500。サイズ:約25(W)×17(H)×5.5(D)cm。

今回の秋冬コレクションに採用されたデザイン「ベッツィ」と「ポビー・パーク」は、リバティで「ディッツィ・フローラル」と呼ばれるスタイル。1920年代から1940年代に流行し、現在はリバティらしさの象徴として愛されているスタイルです。

「古いデザインも、現代風なアレンジや配色を施すことにより、新鮮なデザインへと生まれ変わります。今コレクションでも採用されているデザイン『ベッツィ』は、世代を問わず長く愛されているデザインですが、今までも時代に合わせてさまざまに変化してきました」(リバティジャパンマーケティングの櫻井順子さん)

柄のデザインは2種類。(左)1910年代にデザインされたリバティのアーカイブプリントからインスパイアされ、ロンドンのデザインスタジオで描き直された「ポピー・パーク」。(中)(右)1933年にデザインされ、今でも定番人気を誇る「ベッツィ」。

革新的な再生素材にプリントされた、伝統を引き継ぐデザイン。リバティの歴史に今、新しい一ページが刻まれ始めています。

取材・文/有馬ゆえ

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