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白雪姫も人魚姫も、自分の意思で行動する時代!?
白雪姫も人魚姫も、自分の意思で行動する時代!?
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白雪姫も人魚姫も、自分の意思で行動する時代!?

国や地域によって違う、世界のジェンダーとダイバーシティ。さまざまな取り組みのなかから、今回は、カナダの事例をピックアップ。

お姫様にはもう、助けはいらない。
おとぎ話をアップデート

2019年、プロジェクト発足時にアメリカのバージニア美術館で行われたリスニング・パーティの模様。

白雪姫は眠りから覚めた後、王子に恋して結婚する。

「ちょっと早すぎない? まずはデートするべきだよね」
「うん。デートして、もっと相手を知らなきゃ」

そう話すのは、こちらのプロジェクトの発案者、ニール・ウィリアムズの小さな娘たち。2人の娘におとぎ話を読み聞かせしていたウィリアムズは、おとぎ話が古いジェンダーの固定観念に縛られていることに疑問を抱く。

お話だけでなく、エージェンシーのデザイナーによるビジュアルも現代的。女性主人公たちの目からは、力強さが感じられる。

そこで、彼が所属するクリエイティブ・エージェンシーの仲間と、前出の「白雪姫」や「人魚姫」など6つの童話を書き直し、ポッドキャストとして録音。Spotifyなどのアプリで無料提供している。「NOW UPON A TIME」に登場するのは、従来のか弱いお姫様像とは違う、自分の意思で行動する力強い女性たちだ。現代的に生まれ変わった物語には、すべての子どもたちに力を与えるメッセージが込められている。

www.nowuponatime.org

●情報は、FRaU2021年8月号発売時点のものです。

Text:Yumiko Nakanishi Edit:Asuka Ochi

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