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チョコレートに秘められた壮大なストーリー! 映画『巡る、カカオ 〜神のフルーツに魅せられた日本人〜』【PR】
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FEATURE

チョコレートに秘められた壮大なストーリー! 映画『巡る、カカオ 〜神のフルーツに魅せられた日本人〜』【PR】

今年もバレンタインデーがやってきます。普段食べる人も、そうでない人も、多くの人がチョコレートを口にすることでしょう。私たちの生活にとても身近な存在であるにもかかわらず、「チョコレートがフルーツからできている」ことを知っている人はそう多くはないようです。映画『巡る、カカオ 〜神のフルーツに魅せられた日本人〜』は、カカオの実のふるさとで奮闘する日本人と、現地の生産者の姿を描いたドキュメンタリー。エグゼクティブプロデューサーの服部進さんと、映画の制作に協力した株式会社 明治 カカオマーケティング部 の木原純さんに、制作ストーリーを伺いました。

チョコレートの原料・カカオの実に魅せられた人々を追うドキュメンタリー

チョコレートの原料であるカカオの実は、そのほとんどが「カカオベルト」と呼ばれる赤道の南北20度の地域で生育している。栽培されているのは、おもにエクアドルやペルーなどの南米、コートジボワールとガーナに代表される西アフリカ、インドネシアなどのアジア。映画『巡る、カカオ 〜神のフルーツに魅せられた日本人〜』は、カカオの歴史や可能性に魅せられ、現地生産者の方々とチョコレートづくりとビジネスに挑戦している日本人の活躍を描いたドキュメンタリー。1月12日にシネスイッチ銀座で上映開始後、関東・関西の主要都市の映画館で上映されており、チョコレート好きを中心に多くの観客が足を運んでいる。

「甘いものが食べたい、お腹を満たしたいという欲求だけでチョコレートを愉しむだけでなく、その背景を知ってもらいたい。そんなキッカケづくりのために、何かできないか考えていたんです。そこで服部さんに相談したことが、今回の映画づくりにつながりました」(明治 カカオマーケティング部・木原さん)

「木原さんに『カカオがフルーツだって、知っていますか?』と聞かれたことが、最初のきっかけでしたよね。私自身、チョコレートが大好きなんですが、フルーツであることはまったく知らなかった。かなり衝撃を受けて、『これは、広く知ってもらわなければ!』と思いました」(映画のエグゼクティブプロデューサー・服部さん)

カカオポッドと呼ばれるカカオの実。この中にカカオパルプという果実と、チョコレートの原料であるカカオ豆が詰まっている。「病気にかかりやすい、か弱い果物ではありますが、緑や黄色、赤紫色とさまざまな色合いの実が幹になるようすからは、生命力を感じます」(木原さん)

「カカオの生産地は日本からかなり離れたところにあるので、なかなか訪れる機会はないでしょう。そのうえ国内で何段階にもわたって加工されるので、さらに心の距離が遠くなる。日本の子どもたちの多くは、『チョコレートは工場のボタンを押せば出てくる』と思っているぐらいです」(木原さん)

「こんなに身近な存在でありながら、チョコレートの生産地やビジネスに関して、『こうやって採れているんだ!』『こうして、私たちの手に届くんだ!』と、知らないことだらけでした。映画の制作では、『どの部分を切り取れば、私たちが受けた衝撃や感動を伝えられるか』を考えながら編集作業を進めていきました」(服部さん)

公開を記念しておこなわれた舞台挨拶に登壇した木原さん(写真左)と女優の大原櫻子さん(同中)、プロデューサーの鎌田雄介さん(同右)。映画を観た大原さんは、「普段気軽に買えるものなのに、こんなたくさん人の手と苦労を経ていることに驚きました」と語った

「完成した作品を観て、『生産地の現状を、知ったつもりになっていたな』と反省しました。明治は、2006年からメイジ・カカオ・サポートというカカオ産地支援活動を行っているのですが、現地に行ったスタッフたちの話を聞いたり、現地に向かう車中から撮った道中の映像を観たりと、国内で学べることはしてきたつもりでした(明治の取り組み『ひらけ、カカオ。』についてはコチラ)。けれども、映画にまとめてもらったことでクリアになったことがたくさんあったのです。顧客のニーズに応えるため『オーガニックの商品ができないか』などと考えていたのですが、現地のようすを知って安易に要求してよい環境ではないことがあらためてわかった。生産地の文化や歴史、思想を理解する重要性も、再確認できました」(木原さん)

作中で語る、明治ものづくり戦略本部 技術部 参与の土居恵規さん。土居さんは長年カカオの生産地に足を運び、社会課題の解決に奔走。現地の人々からデベロップメント・チーフに任命されている。土居さんのインタビューをもとにしたDo well by doing goodの記事はコチラ

「今回の映画制作に協力するうえで、カカオがフルーツであることを知ってもらい、産地の人々の顔が見えてくるような内容にしてもらいたい、と服部さんにお願いしました。日本にいてマーケティングに関わっていると、どうしても消費者寄りの視点になってしまう。映画にも出演した当社の土居は、長年生産地で農家の方々と多くの取り組みを進めてきました。作中の『生産者と消費者はイーブンなのだと思う』という土居の言葉には、大きな意味があると思っています」(木原さん)

「土居さんにはロングインタビューをおこない、いろいろなお話を伺いました。映画には一部しか入れられなかったのですが、大手のメーカーとしては『生産者に還元するために、われわれはもっと高く売らなければいけない』などと発信するのは、簡単なことではありません。木原さんに、『土居さんのこのコメント、映画につかっていい?』と確認したぐらいで……。でもこれこそ、私たち制作側が伝えたかったことなんですよね」(服部さん)

コロンビア先住民の末裔で、カカオ生産の起源となったアルアコ族。映画では、彼らとともにチョコレートビジネスに挑戦している、カカオハンターの小方真弓さんの姿も描かれている

生産者の現状を知ることで行動が変わる!

私たちがカカオの生産地について知らないように、生産者もまた私たちが愉しんでいるチョコレートを知らないという。

「生産地では日本と同じように、農家の後継者不足も課題のひとつになっています。そこで子どもたちに、『自分の親たちは、こんなに素晴らしいものをつくる、重要な仕事をしているんだ』と知ってもらうことが大切。土居をはじめ明治でも、チョコレートを現地の人々に味わってもらうことも重視してきました」(木原さん)

「チョコレートを味わう、現地の子どもたちの笑顔は最高ですよね。この映画は、チョコレート愛の塊のようなもの。出演されている方々はもちろん、ナレーションを担当した堀ちえみさん、イラストレーターさん、和田萌監督に協力の明治さんと、チョコレート愛にあふれた人たちでつくりあげた作品です。この映画を観た方々が、チョコレートやさまざまな食品を口にする際に、つくり手の顔を思い出してくれるといいですよね」(服部さん)

「カカオ産地はいろんな課題を抱えており、私たちメーカーも解決に向けてさまざまな協力をしています。生産者たちや彼らが抱える課題について、少しでも気にしていただける人が増えたらありがたい。ちょっと気にしてみると、『調べてみよう』のように行動が変わってくるでしょう。この作品が、そうした行動へのスイッチにつながっていけばうれしいです」(木原さん)

映画『巡る、カカオ 〜神のフルーツに魅せられた日本人〜』の公式サイトはこちら

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