こんにちは、フードコーディネーター・国際中医薬膳師の渡部和泉です。
私が今の仕事を選んだのは、母のごはんへの憧れから。アレルギーをもつ兄弟がいたため、おやつやパン、調味料まで手作りにこだわり、咳が出たらびわの葉を煎じ、寒気がしたら葛湯をつくってくれました。そのため小さな頃から「おいしくて元気にもなる“食”ってすごいな」と感じてきました。そんな食へのリスペクトを込めたウェルビーイングなレシピを、こちらで毎月紹介していきます。簡単で、食べればみんながハッピーになれる。サステナブルとおいしさが共存したメニューをみなさんとシェアできたらうれしいです。

スイカのグラニテ＆皮のピクルスで、スイカをまるっと食べ切る！

さっぱりジューシーなスイカがおいしい季節。つい大きめサイズを買ったけれど、食べ切れなかった、なんてことありませんか？　今回はそんな時のレスキューレシピ。グラニテにアレンジして保存おやつにしちゃいましょう。皮も捨てずにピクルスにすれば、スイカを丸ごと楽しめます。

本日のレシピ①［スイカのグラニテ］あっさりした甘さが夏にぴったり！

材料（作りやすい量）
スイカ（正味）500g
レモン1/2個
はちみつ大さじ3

作り方
1）ボウルと目の粗いザルを重ね、スイカを手で押しつけるようにしながらおろし、果汁と種に分けます。果汁にレモンの絞り汁とはちみつを加え、よく混ぜます。

2）容器に入れて冷凍庫で凍らせ、2、3時間して固まったらフォークで全体をかき混ぜます。
これを数回繰り返します。

ちょっとアレンジ！
バニラアイスをのせてフロートのようにするとデザート感がアップ！

本日のレシピ②［スイカの皮のピクルス］冷やした白ワインとどうぞ♪

材料（作りやすい量）
スイカの皮150g
(A）酢・水各1/4カップ、砂糖大さじ1、塩小さじ1/3、ローリエ1枚

作り方
1）緑色の部分をピーラーでむき、食べやすいサイズに切り、清潔な瓶に入れます。

2）（A）を小鍋に入れて火にかけ、沸いたら1分ほど弱火で煮ます。

3）1に注ぎ、冷めたらフタをして冷蔵庫に入れます。半日したら食べられます。

ちょっとアレンジ！
バケットにクリームチーズ、ディルとともにのせてタルティーヌにして食べるのも○

薬膳MEMO
スイカは身体にこまった余分な熱を冷まし、喉の渇きをとってくれる果物。汗をかいた後の水分補給にぴったりです。

渡部和泉：
フードコーディネーター、
国際中医薬膳師

漢方薬メーカーや無添加食材宅配会社での勤務を経て、独立。紙媒体・webを中心に活動する。カフェ好きが高じ、素材選びからこだわる薬膳カフェ「cafe mel」をオープン（不定期・予約制）。東京郊外の自然豊かな場所で暮らす。移動手段は自転車がメイン。

• HP：https://www.cafemel.com/watanabeizumi
• YouTube：https://www.youtube.com/channel/UC4Or1MCWAnJGaH39gJsIQsQ