高山都「大切なことを思い出させるオーガニックバスタオル」
「買い物は投票」という言葉を聞いたことがありますか?「Money Voting(お金の投票)」を合い言葉に、ひとり一人のお金の力で、世界をよりよく変えていこう……そんな動きが広がりはじめています。
日々、何を選んで、どんなものに自分のお金を投じるのかは、賛同する社会のあり方にたしかな意思を表明するアクションです。あなたはどんなものに「お金の投票」をしていますか? モデルの高山都さんに「Money Voting」について伺いました。
高山都のMoney Voting
「IKEUCHI ORGANICのタオルをつかう」
毎朝ランニングをする私にとって、朝のシャワーは日課。バスタオルの使用頻度が高いので、手ごろなものをこまめに買い換えていました。でも「IKEUCHI ORGANIC」に出合って考えが一変。体全体を包み込むタオルは常にふかふかで、洗濯を繰り返してもへたらない。
買い続けている理由は、タオルづくりの姿勢に共感した部分も大です。工場の電力は100%風力発電由来で、染色の際に出る排水も極限まで浄化しているそう。「タオルは赤ちゃんが口に入れるものだから」とコットン選びにも徹底した基準を設けていると知り、肌に触れるものを値段だけで選んでいた自分を反省しました。
IKEUCHI ORGANICが認めるオーガニックコットンは、遺伝子組み換えでない種子で3年以上有機栽培され、生産者が安全で衛生的な環境で働いているうえ、正当な賃金が支給されていること。オーガニックは、自然環境だけでなく人に対しても配慮することなのだと知りました。
自分が心地よく過ごすために何かが犠牲になるなんて悲しい。このバスタオルは暮らしを豊かにしてくれると同時に、大切なことを思い出させてくれる存在なんです。
PROFILE
高山都 たかやま・みやこ
モデル。雑誌や広告、ファッションカタログのモデルのほか、ラジオ番組のパーソナリティやエッセイ寄稿、料理レシピ提案など幅広く活躍。著書に『高山都の美食姿』(双葉社)。
●情報は、FRaU SDGs MOOK Money発売時点のものです(2020年11月)。
Photo:Mina Soma Text & Edit:Yuriko Kobayashi
Composition:林愛子
【こんな記事も読まれています】
「どうつくられた?」を知るのも楽しいエシカルファッション7選
安藤桃子「何もないようで、すべてがある高知に移住して」【前編】