週1回からはじめる新・食習慣 ヴェルヌ華子の「プラントベース」レシピ㉗ ジャガイモとリークのガレット
プラントベースとは、plant(植物)+base(土台)、つまり植物由来の食材を基本とした食生活のこと。ミラノ在住のヴェルヌ華子さんは、パリのレストランで出合った植物性のみの料理に衝撃を受けてプラントベースと栄養学を本格的に学び、その素晴らしさを広めることをライフワークにしています。そんなヴェルヌさんから、野菜や果物、穀物、ナッツなどの種子類、海藻類、キノコ類などをつかった旬のレシピをお届けします。まずは週に一食からはじめて、ゆくゆくは日々の食卓に取り入れてみて!
プラントベースレシピその27【ジャガイモとリークのガレット】
細切りにしたジャガイモの歯ごたえが心地よい、ジャガイモと西洋ネギ「リーク」をつかったガレットです。ポイントは、しっかりと焼き色がつくように焼き上げること。ディルが豊かに香る、レモンの酸味がきいたソースとの相性は抜群です。みずみずしく弾けるざくろをトッピングして、アクセントを楽しみましょう。ホリデーシーズンに、ぜひチャレンジしてみて!
◆ジャガイモとリークのガレット◆

【材料(3個分)】
ジャガイモ……500g
リーク(または下仁田ネギ)……50g
塩……小さじ1
◆ディルレモンソース
豆乳ヨーグルト(水切りしたもの)……200g
ディル……10g
レモンゼスト……2個分
レモン果汁……大さじ2/3
オリーブオイル……大さじ2/3
塩こしょう……少々
◆トッピング
ざくろ、ディル……各適量
【つくり方】
1.ジャガイモは皮をむき、1㎜程度にスライスしてから、2㎜の千切りにする。リークは縦に千切りにする。

2. ボウルにジャガイモとリークを入れ、塩を加えて全体を混ぜる。30分ほど置き、水分を出す。
3. 熱したフライパンにオリーブオイルを多めに敷き、油を塗ったセルクルを置いて2を半量詰める。
4. 弱火にし、ジャガイモが密着するようにヘラなどでプレスしながら15〜20分ほど加熱する。片面にキツネ色の焼き目がつき、形が安定するまでじっくり焼く。
※形が安定するまで底面には触らないこと!

5. フライ返しなどで4を持ちあげ、フライパンに再度オリーブオイルを敷く。セルクルごとひっくり返し、もう片面を弱火で焼く。形が定ったらセルクルを外し、フライパンの側面に沿わせてガレットを置き、側面にも火を入れる。

6. ディルレモンソースを用意する。材料をすべて合わせ、高速ミキサーやブレンダーでディルの質感が残る程度にかくはんする。

7. 皿にディルレモンソースを敷き、焼きあがったガレットをのせる。ディルの葉をちぎって飾り、ざくろをトッピングしたら完成!
※ホーローのフライパンをつかう場合、煙が出るまでしっかりとフライパンを加熱すること。いったん火を消し、煙が収まるのを待ってからジャガイモを入れると、くっつきにくくなります
※直径15〜20㎝のフライパンをつかう場合、セルクルはつかわずに直接生地を敷き詰めてください。側面にも焼き色がつき、よりこんがりとしあがります
※ジャガイモがくっつかずにボロボロする場合は、片栗粉少々を混ぜてから焼くと型崩れを防げます
◆ヴェルヌ華子

プラントベース ウェルネス コーチ、プラントベースを軸としたライフスタイルの習慣化を叶える12週間のウェルネス・プログラム「Plantful Journey Program」主宰(https://www.plantful-journey.com/)。現在、フランス人の夫と2人の子どもとともにイタリア・ミラノ在住。十数年間、ラグジュアリーブランドのパリ本社ファッション本部でマーチャンダイジングに携わったのち、プラントベースの食生活を築くサポートをするプログラムを立ち上げる。また、パリやミラノでケータリングやポップアップディナーなどを開催。2023年夏、パリ・コルドンブルー調理学校のPlant-based Culinary Artsディプロマコースで、日本人として初めて学ぶ(Instagramはコチラ)。
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