週1回からはじめる新・食習慣 ヴェルヌ華子の「プラントベース」レシピ ⑬ クリーミーガスパッチョ
プラントベースとは、plant(植物)+base(土台)、つまり植物由来の食材を基本とした食生活のこと。ミラノ在住のヴェルヌ華子さんは、パリのレストランで出合った植物性のみの料理に衝撃を受けてプラントベースと栄養学を本格的に学び、その素晴らしさを広めることをライフワークにしています。そんなヴェルヌさんから、野菜や果物、穀物、ナッツなどの種子類、海藻類、キノコ類などをつかった旬のレシピをお届けします。まずは週に一食からはじめて、ゆくゆくは日々の食卓に取り入れてみて!
プラントベースレシピその13【クリーミーガスパッチョ】
暑い夏真っ盛りの時期にぴったりの、スイカをつかったガスパッチョのレシピです。通常ガスパッチョはきゅうりが主流ですが、今回はスイカの、さわやかな甘みがおいしいフルーティーバージョンをご紹介します。 野菜を切って混ぜるだけ、火をつかわないのがうれしいレシピ。コツは、野菜を事前にマリネしてよく冷やすことです。パンとオリーブオイルと白ワインビネガーが乳化され、さわやかながらも味わいはどこかクリーミー。ときおりシャキッと歯ごたえを感じる、トッピングのスイカとトマトも欠かせないアクセントになります。
クリーミーガスパッチョ◆
【材料(3~4人分)】
トマト……300g(皮と種を除いた正味量)
スイカ……200g(同上)
セロリ……30g
エシャロット……20g
好みのパン……50g
ニンニク……1/2片
オリーブオイル……50ml
塩……5g
パプリカパウダー(あればスモークタイプ)……小さじ1
チリペッパーパウダー……小さじ1/2強(お好みで)
白ワインビネガー……大さじ2
塩……少々
トッピング
スイカ、ミニトマト、オリーブオイル……各適量
【つくり方】
1. パンを適度な大きさに切り、150℃に予熱したオーブンで10分程度乾燥させる。乾いたら、適当な大きさに砕く。
2. トマトの湯むきをする。トマトの中央に十字に浅く切れ目を入れ、沸騰したお湯にひっくり返しながら20〜30秒さらし、冷水に取って皮をむく。同時に、トッピング用のミニトマトも湯むきしておく。
3. 湯むきしたトマトのへたと種の部分を取りのぞき、ざく切りにする。
4. セロリは繊維を断ち切るように薄く切る。エシャロットは皮をむいて薄切りに、スイカは皮と種を取りのぞいて、ひと口大に切る。
5. 大きめのボウルに下ごしらえをしたトマト、セロリ、エシャロット、スイカを入れる。乾燥したパンと潰したニンニクを加え、オリーブオイルと塩でマリネする。冷蔵庫で1時間〜ひと晩休ませる。
6. 5. にパプリカパウダー、チリペッパーパウダー、白ワインビネガーを加え、高速ミキサーやブレンダーでなめらかになるまで攪拌(かくはん)する。味を見ながら、塩で味をととのえる。再び冷蔵庫に入れ、食べる直前までよく冷やしておく。
7. トッピングのスイカは種と皮をとって角切りに、ミニトマトは半分に切る。
8. 皿に冷やした6.ガスパッチョを注ぎ、7.をトッピングする。お好みでオリーブオイルをたらしたら完成!
◆ヴェルヌ華子
プラントベース ウェルネス コーチ、プラントベースを軸としたライフスタイルの習慣化を叶える12週間のウェルネス・プログラム「Plantful Journey Program」主宰(https://www.plantful-journey.com/)。現在、フランス人の夫と2人の子どもとともにイタリア・ミラノ在住。十数年間、ラグジュアリーブランドのパリ本社ファッション本部でマーチャンダイジングに携わったのち、プラントベースの食生活を築くサポートをするプログラムを立ち上げる。また、パリやミラノでケータリングやポップアップディナーなどを開催。2023年夏、パリ・コルドンブルー調理学校のPlant-based Culinary Artsディプロマコースで、日本人として初めて学ぶ(Instagramはコチラ)。
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