週1回からはじめる新・食習慣 ヴェルヌ華子の「プラントベース」レシピ⑩ 玄米粉のグリーンクレープ
プラントベースとは、plant(植物)+base(土台)、つまり植物由来の食材を基本とした食生活のこと。ミラノ在住のヴェルヌ華子さんは、パリのレストランで出合った植物性のみの料理に衝撃を受けてプラントベースと栄養学を本格的に学び、その素晴らしさを広めることをライフワークにしています。そんなヴェルヌさんから、野菜や果物、穀物、ナッツなどの種子類、海藻類、キノコ類などをつかった旬のレシピをお届けします。まずは週に一食からはじめて、ゆくゆくは日々の食卓に取り入れてみて!
プラントベースレシピその10【玄米粉のグリーンクレープ】
玄米粉とほうれん草を使った、グリーンクレープのレシピです。丸ごとアスパラと、歯ごたえのいいにんじんのマリネ、りんごの爽やかな風味に、濃厚な豆腐ソースの味わいが初夏にぴったり! さっと包んで持ち運べるので、ピクニックやお弁当にも重宝します。くるくる巻いて、ラップサンドにするのもオススメです。
【材料(4個分)】
[生地]
玄米粉……90g
コーンスターチ……10g
ホウレンソウ……100g
豆乳……200g
メープルシロップ……小さじ2
【豆腐ソース】
豆腐……100g
味噌……大さじ1
豆乳……少々
【具材】
ニンジン……1本
アスパラ……12本
リンゴ……1個
ベビーリーフやお好みのハーブなど……適量
酢……少々
塩……少々
オリーブオイル……少々
【つくり方】
1. 玄米粉とコーンスターチを合わせてふるいにかける。
2.ほうれん草と豆乳をミキサーやブレンダーで攪拌(かくはん)し、半量を1に加えて泡立て器でしっかりと混ぜる。粉っぽさがなくなったら、残りの半量とメープルシロップを加え、よく混ぜておく
※混ぜる際に、空気が入らないように気をつけて!
3.2はラップをし、冷蔵庫で30〜60分ほど休ませる。
4.具材の用意をする。ニンジンは皮をむき、スライサーなどで薄くスライスしてから酢と塩、オリーブオイルでマリネする。アスパラはかたい部分の皮をピーラーなどでむいて根元を切り落とし、塩少々を加えたたっぷりの湯でゆでる。ゆであがったら冷水にとり、冷えたらすぐに水を切る。リンゴは芯を取りのぞき、皮ごと薄切りにする。
5.豆腐と味噌をミキサーやブレンダーでなめらかになるまで混ぜる。そこに豆乳を加え、好みの硬さになるよう調整する。
6.冷蔵庫から3を取り出し、底から静かに混ぜてなめらかにする。フライパンに油を熱し、中心から生地を流し入れ、フライパンを回しながら薄く広げる。生地のふちが乾いて浮いてきたらひっくり返し、両面を焼く。
7. 焼けたらお皿などに生地をのせ、生地の上に5のソースを広げる。ニンジンのマリネ、アスパラ、スライスしたリンゴ、好みでベビーリーフやハーブを乗せ、生地を半分に折り畳んだら完成!
◆ヴェルヌ華子
プラントベース ウェルネス コーチ、プラントベースを軸としたライフスタイルの習慣化を叶える12週間のウェルネス・プログラム「Plantful Journey Program」主宰(https://www.plantful-journey.com/)。現在、フランス人の夫と2人の子どもとともにイタリア・ミラノ在住。十数年間、ラグジュアリーブランドのパリ本社ファッション本部でマーチャンダイジングに携わったのち、プラントベースの食生活を築くサポートをするプログラムを立ち上げる。また、パリやミラノでケータリングやポップアップディナーなどを開催。2023年夏、パリ・コルドンブルー調理学校のPlant-based Culinary Artsディプロマコースで、日本人として初めて学ぶ(Instagramはコチラ)。
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