週1回からはじめる新・食習慣 ヴェルヌ華子の「プラントベース」レシピ⑧ 菜の花のパスタ
プラントベースとは、plant(植物)+base(土台)、つまり植物由来の食材を基本とした食生活のこと。ミラノ在住のヴェルヌ華子さんは、パリのレストランで出合った植物性のみの料理に衝撃を受けてプラントベースと栄養学を本格的に学び、その素晴らしさを広めることをライフワークにしています。そんなヴェルヌさんから、野菜や果物、穀物、ナッツなどの種子類、海藻類、キノコ類などをつかった旬のレシピをお届けします。まずは週に一食からはじめて、ゆくゆくは日々の食卓に取り入れてみて!
プラントベースレシピその8【菜の花のパスタ】
いまが旬の菜の花をたっぷりつかった、春にぴったりのパスタのレシピです。菜の花がパスタにしっかりとなじみ、ニンニクと唐辛子の風味で食べ応えもばっちり。パン粉をトッピングし、サクサクとした食感と香ばしい風味をプラス。ワンランク上の味わいに仕上げました。
【菜の花のパスタ】
【材料(1人分)】
スパゲッティ……70g
菜の花……200g
ニンニク……1片
鷹の爪……1個
オリーブオイル……大さじ1
塩、こしょう……各適宜
【トッピング】
パン粉……20g
オリーブオイル……少々
塩……少々
菜の花(咲いているもの。あれば)……適宜
【つくり方】
1.菜の花は茎から葉を外して茎を小さく刻み、花は食べやすい大きさに整える。ニンニクはみじん切りにする。
2.大きな鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩分0.5%程度になるよう塩を加える。沸騰したらパスタを入れ、ゆで時間が残り3分になったら鍋に菜の花を加えて一緒にゆでる。
3.2をゆでている間に、フライパンに少量のオリーブオイルを加えて火にかける。油が温まったら塩をひとつまみ入れてパン粉を加え、カリカリになるまで炒める。
4.3のパン粉をほかの容器に移し、同じフライパンにオリーブオイル大さじ1とニンニク、タネを除いた鷹の爪を入れる。弱火でじっくり加熱して、香りを引き出す。
5.パスタと菜の花がゆであがったら、ゆで汁をお玉2杯分残しておき、水気を切ったパスタと菜の花を4のフライパンに入れる。取っておいたゆで汁を少しずつ入れながら、よく混ぜて乳化させる(加えるゆで汁の量は、乳化のようすをみながら調整する)。
6.塩こしょうで味を調えて皿に盛りつけ、トッピングのパン粉を振りかける。菜の花の花が咲いている部分があれば飾りつけて、完成!
※おいしいパスタの鍵は「乳化」にあります。フライパンにゆで汁を加え、白濁してとろみがつくまで、よく混ぜてください。
※菜の花の量はお好みで調整してください。菜の花はブロッコリーやブロッコレットでも代用可能です。
◆ヴェルヌ華子 プラントベース ウェルネス コーチ、プラントベースを軸としたライフスタイルの習慣化を叶える12週間のウェルネス・プログラム「Plantful Journey Program」主宰(https://www.plantful-journey.com/)。現在、フランス人の夫と2人の子どもとともにイタリア・ミラノ在住。十数年間、ラグジュアリーブランドのパリ本社ファッション本部でマーチャンダイジングに携わったのち、プラントベースの食生活を築くサポートをするプログラムを立ち上げる。また、パリやミラノでケータリングやポップアップディナーなどを開催。2023年夏、パリ・コルドンブルー調理学校のPlant-based Culinary Artsディプロマコースで、日本人として初めて学ぶ(Instagramはコチラ)。限定配信のウィークリーライブも大好評!