大都会で森林浴!?「森のビアガーデン」がパワーアップして帰ってきた!
都心にいながら、高原リゾート気分でビールが飲める! バーベキューも楽しめる! そんな明治神宮外苑「森のビアガーデン」がコロナ禍を経てパワーアップ。今夏は心おきなく〝対面〟でジョッキを傾ける醍醐味を味わってみてはいかがでしょう。
アフターコロナで熱視線
新型コロナウイルスが5類に移行して迎える2度目の夏。昨年までは自粛してきたけれど、今夏こそは心おきなくハジけたい! かといって、そうそう遠出も……。そんなジレンマを抱えた人たちがアツい視線を送っているのが、明治神宮外苑にある森のビアガーデンだ。
名前のごとく、明治神宮外苑の森の中にあるビアガーデンは、都心で高原リゾート気分を味わいつつ、ワイワイ飲み食いできる一石二鳥の場所。東京の夏の風物詩として、いまから40年前、1984年の営業開始から毎年のように大人気を博してきた。そして、39回目の営業となる今期、さらに注目度がアップしているのだ。
1000席(雨天時600席)で日本最大級を誇る明治神宮外苑『森のビアガーデン』は、東京の夏の風物詩。今年もいよいよ開幕だ。〜9月23日(予定)
「東京オリンピック開催などにともなう3年間の休業を経て再開した2023年の夏には12万人の来場がありましたが、今シーズンは、2024年4月16日〜9月23日の161日間で、約14万人の来場を見込んでいます。ありがたいことに、予約開始した3月18日以降、問い合わせが殺到しているんです。皆さまの『豊かな空間で過ごしたい』というニーズが強く感じられます」(森のビアガーデンを運営するロイヤルフードサービス 遠藤洋亮さん)
問い合わせでとくに目立つのは、団体予約に関してだという。コロナ禍を経験して人々の価値観やライフスタイルが大きく変わったなどといわれてはいても、「みんなでワイワイ楽しい時間を過ごしたい」という願いは変わっていないどころか、より強くなったのかもしれない。
神宮球場の売り子さんも登場!
炎天下だとビールは生温くなっちゃうし、食べ物は画一的でイマイチだけど、あの解放感はいいよね〜! ビアガーデンを、こんな程度に考えている人も少なくない。が、森のビアガーデンは、そんな凡百のビアガーデンとはひと味もふた味も違う! 2006年にキリンビールが協賛となってから今年で足掛け18年。この間、ドリンクはもちろん、フードも常に進化し続けているのだ。
プレハブ型冷蔵庫サーバーのおかげで、一番搾り、キリンラガー、ブラウマイスターなど全7種の飲み放題生ビールに加え、プレーンサワーやレモンハイ、ハイボールもキンキンに冷えた状態で味わえる
ビールは”生温い問題”を解決するため、昨シーズンから特注のプレハブ型冷蔵庫サーバー2機を設置、客はこのサーバーから自分でビールを注ぐ。これが大好評だったため、今季は4機に増やした。そのおかげで「キリン一番搾り」「一番搾りプレミアム」「キリンラガー」など7種の生ビールはもちろん、ハイボール、レモンハイなどのアルコールドリンクも、35℃オーバーの猛暑でもキンキンに冷えた状態で飲めるという。
「生ビールの飲み頃の温度は5〜7℃。しかし、サーバー内のビールは3℃まで冷やしています。お客さまがサーバーからついで席に戻られるまでに、だいたい2℃くらい温度が上がると想定しているからです」(ロイヤルフードサービス 佐竹隆治さん)
この心憎い気配り! さすがは森のビアガーデンだ。
今年は期間限定(〜6月30日)で、神宮球場でビールを売っているビアガールたちが初登場。森のビアガーデンでも客席を回り、3種のクラフトビールを販売する
そして、ここの名物といえば「BBQ食べ放題」だが、今年はジューシーなアメリカ産のアンガス牛に加え、食べ応えのある約8mm(!)の厚切りベーコンも初登場した。より本格的なBBQになったというわけだ。
バーベキュー飲み食べ放題(2時間制、30分前ラストオーダー)では、揚げシュウマイ、フライドポテトなどがセットになった「揚げ物盛り合わせ」、ベーコン、ソーセージ、各種野菜がのった「BBQプレート」はスターターのみだが、その後に出される写真の「肉3種盛り合わせ」(アンガス牛カルビ、ラム肉スライス、豚バラ肉)は食べ放題だ
BBQの〆はやっぱり焼きそばが定番! ソースは2種(塩orウスターソース)から選べる
「初めてお越しのお客さまはもちろん、『また来たい森のビアガーデン』をキャチフレーズに、リピーターのお客さまにも満足していただけるよう工夫しています」(ロイヤルフードサービス 遠藤さん)
そのひとつが、近隣の神宮球場でビールを売っているビアガールたちの登場。彼女らが森のビアガーデンでも客席を回り3種のクラフトビールを販売するという。スワローズファンならずとも、心躍る企画ではないか。
コロナ後、2回目を迎える本格的な夏。「やっぱり対面っていいよね」とつくづく思える季節になりそうだ。
text:佐藤美由紀
【こんな記事も読まれています】