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気になる社会問題の解決に役立てたい! 寄付の新スタイル
気になる社会問題の解決に役立てたい! 寄付の新スタイル
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気になる社会問題の解決に役立てたい! 寄付の新スタイル

途上国に広がるデジタル通貨や先進国の新しい寄付のカタチ。世界で進むプロジェクトから、今回は日本のお金のつかい方を通して、社会問題を解決するヒントを紹介します。

団体ではなくジャンルを選ぶ
新しい寄付のカタチ

自分の選んだジャンルと支援割合を円グラフで表示。インパクトも報告される

寄付に一歩を踏み出せない人に共通するのは「どの団体を支援すればいいかわからない」こと。「出産や子育てを取り巻く環境をよくしたい」「動物の殺処分を減らしたい」など、気になる社会問題ははっきりしているのに、団体選びで止まってしまうのだ。

そんな状況を変えるべく生まれたのが、寄付のプラットフォーム「ソリオ」。団体ではなくジャンルを選ぶと、具体的な支援先探しはソリオが担当、寄付のハードルを低くしてくれる。

選べるジャンルは国際協力、出産・子育て支援、人権保護、女性支援など12種。関心のある複数のジャンルを選んで、国際協力に5割、動物保護に3割、女性支援に2割といった振り分けもできる。

メリットは、規模は小さくとも意義ある活動をしている団体に寄付できをること。ソリオが第三者的な立場で団体の活動をチェックしているので、寄付をする側は寄付先を比較検討する必要がないのもうれしい。
solio.me

森林再生のための
ドネーションを日常行為に

一杯のコーヒーを買うのと同じ感覚で寄付を、がweMORIのビジョン

環境問題が声高に叫ばれているにもかかわらず、地球の森林破壊は年々深刻化している。ブラジルでは、開発のための森林破壊が前年の1.5倍ペースで進んでいるというデータも。世界全体でみると毎年、イギリスとほぼ同じ面積の熱帯雨林が伐採されていることになる。

一方で、再生される面積はその半分以下。この量を少しでも増やそうと、コーヒーを買うような気軽な感覚で森林再生のためのドネーションができるよう開発されたのが「ウィモリ」だ。

立ち上げたのは環境アクティビストの清水イアンら。イギリスを拠点に森林再生に取り組むワールド・ランド・トラストなどと一緒にプロジェクトが進められている。対象となっているのはザンビアやマレーシア、ブラジル、ケニアといった国々の森林。現在、ホームページやアプリで寄付を募っている。
ja.wemori.org

●情報は、FRaU SDGs MOOK Money発売時点のものです(2020年11月)。
Coordination:Yumiko Nakanishi Text:Yuka Uchida, Yumiko Urae Edit:Yuka Uchida
Composition:林愛子

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