その服もバッグも!なんと原料は「ごみの糸」!?
海を守る、持続可能な社会への方法は、さまざまにあっていい——。各国のユニークな取り組みからは、文化の違いも見えてきます。今回は、イタリアでつくられたナイロン糸をご紹介します。
有名ブランドも採用する
ごみからできたナイロン糸
お気に入りの服やバッグ、水着やソファも、海洋ごみからできているかも!? 世界の有名ブランドが使うナイロン糸「ECONYL®」。1965年イタリアで創業した合成繊維メーカー「Aquafil」による製品で、海に捨てられたり養殖で不要になった漁網、埋め立て地に行く運命だったカーペットなどからつくられた糸だ。
その品質は高く、ヴァージン・ナイロンに匹敵するという。そのためリサイクル・ナイロンでなく「リジェネレイト(再生)・ナイロン」と呼ばれるほどで、活動に賛同するハイブランドも納得する品質なのだ。
あなたも知らず知らずのうちに、ごみ問題に貢献しているのかもしれない。
www.econyl.com
●情報は、FRaU SDGs MOOK OCEAN発売時点のものです(2019年10月)。
Coordination:Yumiko Nakanishi Text & Edit:Asuka Ochi
Composition:林愛子