ごみが家具に変身!デザインにもこだわった海を救うプロダクト
海を守る、持続可能な社会への方法は、さまざまにあっていい——。各国のユニークな取り組みからは、文化の違いも見えてきます。今回は、メキシコでつくられた家具をご紹介します。
使用済みの洗剤容器から
生まれる頑丈な家具
メキシコの建築事務所パオラ・カルサダが展開する、子ども用家具とサイドテーブルなどの家具のライン「luken」。海洋プラスチックごみを削減し、若い世代にも問題意識を持ってもらおうと、洗濯や清掃用洗剤の容器を100%リサイクルした、シンプルさも魅力の家具を提案している。製造には化学製品をいっさい使用しない。
簡単に組み立てられるのに、ヘビーユースにも耐え、水や太陽光に強くアウトドアでもつかえる。2019年までに、17万4000本のプラスチックボトルをリサイクルしたそうだ。
www.lukenfurniture.com
●情報は、FRaU SDGs MOOK OCEAN発売時点のものです(2019年10月)。
Coordination:Yumiko Nakanishi Text & Edit:Asuka Ochi
Composition:林愛子