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絶景&グルメキャンプが叶う! 宮崎・都城市にスノーピークのキャンプフィールドがオープン
絶景&グルメキャンプが叶う! 宮崎・都城市にスノーピークのキャンプフィールドがオープン
NATURE

絶景&グルメキャンプが叶う! 宮崎・都城市にスノーピークのキャンプフィールドがオープン

2024年4月26日(金)、宮崎県第2の都市・都城市にオープンした「スノーピーク都城キャンプフィールド」。雄大な自然景観を誇る関之尾公園内に位置する、同県初のスノーピーク直営のキャンプフィールドです。公園には見事な滝や国の天然記念物「関之尾甌穴(おうけつ)群」があるだけでなく、新鮮な野菜や黒豚、宮崎牛に地鶏などの地元産グルメが味わえるレストランも併設! 話題&魅力盛りだくさんの最先端キャンプフィールドを、さっそく体感してきました。【前編】

日本の滝百選」の名瀑と世界最大級の甌穴群

宮崎県の南西端、鹿児島県との県境に位置する都城市。牛豚ともに日本一、鶏も国内2位の産出額を誇るうえに、農林水産省による「令和4年市町村別農業産出額(推計)」で4年連続全国1位を獲得した、全国有数の豊かな食材シティだ。雄大な霧島連山に囲まれた都城盆地は清らかな水と温暖な気候に恵まれ、移住先としても高い人気を誇っている。

大自然と都市の近さも都城市の大きな魅力だろう。「スノーピーク都城キャンプフィールド」がある関之尾公園は、市街地から12kmほどの距離。茶畑や牛舎を眺めつつほんの20分車で走っただけで、濃い緑に彩られた大自然のど真ん中に到着した。公園内の遊歩道への入り口付近にあるのが、地産地消カフェ「Snow Peak Café」。地元の名産品、都城茶やフェアトレードコーヒーとともに、自家製の「雪室ドーナッツ」などのスイーツや軽食が楽しめる。

雪を利用した天然の冷蔵庫「雪室」で貯蔵された小麦粉をつかった「雪室ドーナッツ」各320円〜。フワフワかつモッチリ食感で、いろんな味を試したくなる

スッキリとした味わいの都城茶はもちろん、雪室ドーナッツに使用される卵やレモン、イチゴ、ブルーベリーなどのフルーツはすべて宮崎県産。揚げピザ「ピッツァフリッタ」につかわれているのは、畜産の街・都城が誇る地元産ソーセージやベーコンだ。関之尾の緑を一望できる展望デッキで、地域の恵みをのんびりと味わいたい。

カフェのエントランスを出てたった1分で、うっそうと木が茂る関之尾公園の遊歩道に入る。緑のトンネルの中、階段を下っていくと、いきなり関之尾滝の勇姿が目に飛び込んできた。「日本の滝百選」にも選ばれている庄内川の名瀑で、幅はなんと40m、高さは18m! 霧島連山から流れくる清水が、日差しを浴びて落ち行くさまは、まさに圧巻だ! しかも、このあたりにはマイナスイオンが満ちあふれているらしく、いつまでも眺めていたくなる心地よさ。滝の目の前にある吊り橋で、しばし放心してしまう。すぐ近くには人工の「男滝」「女滝」も流れており、滝マニアにはたまらない景観だ。

さらに遊歩道を進むと、川床の岩にいくつもの丸いくぼみができている甌穴群が見えてきた。これらのくぼみは、小さな石や岩の破片が水の流れで回転することで川床のやわらかい部分が丸くけずられてできたという。こうした光景が見られるところは全国にあるが、関之尾甌穴群は、長さ600m、最大幅80mとスケールがケタ違い! もちろん、国指定の天然記念物になっているというわけだ。美しい石畳のような凹凸のある川面に清流が下っていくのを眺めていると、心が洗われていく。

長い年月をかけて形づくられた関之尾甌穴群。数千個規模の甌穴が見られ、地質学的にも貴重な景勝地となっている

滝も甌穴もわざわざ秘境を訪れないと見られないスケールだが、これがカフェやキャンプサイトから歩いてすぐの距離にあるのがこの地の特長。そもそも、公園自体が駐車場の目と鼻の先なのだ! 深い緑から差し込む木漏れ日、清らかな水の音、鳥のさえずり……アッという間に非日常空間にトリップできる。さらに進み、甌穴群を横切るように水面ギリギリにかかる「潜り橋」を渡ると、高台にキャンプフィールドの管理棟が見えてきた。

気軽かつ快適なキャンプデビューをサポート

スノーピーク都城キャンプフィールドには、広々としたテントサイトのほか、モバイルハウスやコテージも用意されている。山々に囲まれたテントサイトには、広々としたフリーサイトをはじめ、関之尾滝を望む絶景の関之尾滝眺望サイト、電源がつかえる区画オートサイトなどを完備。もちろん宿泊だけでなく、デイキャンプも楽しめる。

関之尾公園の下流側に広がる、芝生が美しいキャンプフィールド。春の桜、秋の紅葉も必見だ

滝の音が間近に聞こえる特等席が「眺望サイト」。名瀑を見つつキャンプなんていう体験が、手軽にできてしまう

大自然を五感で体感できるキャンプだが、トイレやシャワーなどの衛生問題、キャンプ用品や食事の準備などハードルが高く、これまでなかなか踏み出せなかった人も多いだろう。だが、このキャンプフィールドには温水が出る炊事棟、暖房・温水洗浄便座つきのトイレ、さらには24時間使用できるシャワールームが完備されている。キャンプ用品をまるっと借りられるプランもあるうえ、トレーラーハウス「住箱」やコテージでの宿泊も可能なのだ。キャンプ用品や地元食材、薪などの薪用品、地元のクラフトビールに「黒霧島」などの焼酎もバッチリ揃うショップだってある。スノーピークが運営するだけあって、どの施設もとってもオシャレだ。

キャンプフィールド内のショップ。お米に調味料、焼酎など、地元のおいしいものを中心に、必要なものをしっかりラインナップ

“肉どころ”都城市ならではの「肉ガチャ」自販機。世界レベルの黒毛和牛、宮崎牛や都城牛がゲットできちゃうかも!?

公園内にはカフェのほかレストランがあり、地元グルメが堪能できるのもうれしいところ。キャンプで大自然を満喫した朝に、川の音を聞きながら優雅にレストランでブレックファスト、なんてことも可能だ。この夏、キャンプデビューを狙うなら、まさにうってつけのフィールドがここ、都城にある。

──【後編】では、地元グルメや「住箱」ステイ体験をお届けします──

Text & Photo:萩原はるな

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