週1回からはじめる新・食習慣ヴェルヌ華子の「プラントベース」レシピ㉖ カリフラワーのステーキ
プラントベースとは、plant(植物)+base(土台)、つまり植物由来の食材を基本とした食生活のこと。ミラノ在住のヴェルヌ華子さんは、パリのレストランで出合った植物性のみの料理に衝撃を受けてプラントベースと栄養学を本格的に学び、その素晴らしさを広めることをライフワークにしています。そんなヴェルヌさんから、野菜や果物、穀物、ナッツなどの種子類、海藻類、キノコ類などをつかった旬のレシピをお届けします。まずは週に一食からはじめて、ゆくゆくは日々の食卓に取り入れてみて!
プラントベースレシピ その26【カリフラワーのステーキ】
カリフラワーをフライパンでこんがりと焼き、濃厚なカリフラワークリームとさわやかなチュミチュリソースをあわせたレシピ。東京・代官山でおこなったプラントベースイベントで大好評だった、メインを飾れるベジタブルステーキです。コツはしっかりと焼き色をつけて、加熱による旨みを引き出すこと。グリルとクリームという、カリフラワーの異なるおいしさを堪能できます。
◆カリフラワーのステーキ◆
【材料(3個分)】
カリフラワー……1個
オリーブオイル……大さじ2
塩こしょう……少々
◆カリフラワークリーム(つくりやすい分量)
カリフラワー……300g
ディジョンマスタード……25g
オリーブオイル……25g
カシューナッツ……25g
塩こしょう……少々
◆チュミチュリソース(つくりやすい分量)
イタリアンパセリ……30g
エシャロット……2個
ニンニク……2片
コリアンダー……20g
粉唐辛子……小さじ1/4
ケッパー……5g
オリーブオイル……120g
塩……小さじ1/2
酢……大さじ2
◆トッピング
ピスタチオ……4g
レモンまたはユズ、ライムなどの柑橘……適量
【つくり方】
―下準備―
●クリーム用のカシューナッツは、ひと晩浸水しておく。
※時間がない場合は、熱湯を注いで1時間以上浸水する。
●トッピング用のピスタチオは160℃のオーブンで10分間ローストし、包丁で刻む。
1. ステーキ用のカリフラワーは、断面が大きい中央部分を使用。3cmほどの厚さになるよう、3等分に切る。
2. 残りのカリフラワーを房に分け、茎の部分と一緒に約1%の塩を加えた熱湯で8分間ゆでる。ゆであがったらよく水を切る。
3. 2に浸水させて水を切ったカシューナッツ、ディジョンマスタード、オリーブオイル、塩こしょうを加える。ミキサーやブレンダーで、なめらかなクリーム状になるまでかくはんする。

4. チュミチュリソースの材料をすべてみじん切りにし、ボウルで混ぜる。

5. カリフラワーのステーキを焼く。フライパンを強火で30秒ほど予熱し、オリーブオイルを入れてなじませる。底面全体からしっかり煙が出てきたら、いったん火を止める。

6. 煙がおさまったらカリフラワーの断面を下にしてフライパンに並べ、火をつける。弱火で焼き色がつくまで8分ほど焼き、裏返してフタをしてさらに7〜8分焼く。茎の部分に竹串を刺して、スッと通るようになったら塩、こしょうをふって下味をつける。

7. 皿に3のカリフラワークリームを適量敷き、6を盛りつけてチュミチュリソースをかける。トッピングのピスタチオを散らし、好みの柑橘の果汁を搾ったら完成!
※チュミチュリソースは材料を包丁で切ると食べ応えがあるソースになり、ミキサーやブレンダーにかけるとクリーミーなソースになります。お好みでどうぞ!
◆ヴェルヌ華子

プラントベース ウェルネス コーチ、プラントベースを軸としたライフスタイルの習慣化を叶える12週間のウェルネス・プログラム「Plantful Journey Program」主宰(https://www.plantful-journey.com/)。現在、フランス人の夫と2人の子どもとともにイタリア・ミラノ在住。十数年間、ラグジュアリーブランドのパリ本社ファッション本部でマーチャンダイジングに携わったのち、プラントベースの食生活を築くサポートをするプログラムを立ち上げる。また、パリやミラノでケータリングやポップアップディナーなどを開催。2023年夏、パリ・コルドンブルー調理学校のPlant-based Culinary Artsディプロマコースで、日本人として初めて学ぶ(Instagramはコチラ)。




