週1回からはじめる新・食習慣 ヴェルヌ華子の「プラントベース」レシピ⑲ にんじんとレンズ豆のクリームスープ
プラントベースとは、plant(植物)+base(土台)、つまり植物由来の食材を基本とした食生活のこと。ミラノ在住のヴェルヌ華子さんは、パリのレストランで出合った植物性のみの料理に衝撃を受けてプラントベースと栄養学を本格的に学び、その素晴らしさを広めることをライフワークにしています。そんなヴェルヌさんから、野菜や果物、穀物、ナッツなどの種子類、海藻類、キノコ類などをつかった旬のレシピをお届けします。まずは週に一食からはじめて、ゆくゆくは日々の食卓に取り入れてみて!
プラントベースレシピその19【にんじんとレンズ豆のクリームスープ】
人参とレンズ豆でつくる、クリーミーなスープのレシピです。なめらかな舌触りのやさしい味わいで、トッピングのショウガが絶妙なアクセントをプラス。ランチやディナーにはもちろん、朝ごはんにもぴったりのスプです。
◆にんじんとレンズ豆のクリームスープ◆

【材料(3〜4人分)】
ニンジン……300g
タマネギ……60g
赤レンズ豆……80g
カシューナッツ……50g
オリーブオイル……適量
野菜出汁……1200ml
塩麹……大さじ2
塩、コショウ……各少々
・ブーケガルニ
セロリの茎……10cm
ローズマリー、タイムなどフレッシュハーブ……適量
・トッピング
ショウガの千切り……適量
ショウガの絞り汁……適量
タイムまたはローズマリー……少々
【つくり方】
※下準備 カシューナッツはひと晩水に浸し(時間がない場合は、1時間以上熱湯に浸水させて)、やわらかくしておく。セロリの茎にたこ糸でフレッシュハーブをくくりつけ、ブーケガルニをつくる。
1.ニンジンは皮をむいて乱切りに、タマネギは薄切りにする。
2.厚手の鍋にオリーブオイルを入れて熱し、タマネギと塩ひと1つまみを加えて炒める。タマネギがしんなりしたらニンジンと塩ひとつまみを加え、焦げないように全体を混ぜながら弱火で炒める。

3.ニンジンに照りが出て、竹串が刺さるくらいにやわらかくなったら、野菜出汁とブーケガルニ、水を切ったカシューナッツと赤レンズ豆を入れる。フタをして20分ほど煮る。

4.レンズ豆がやわやかくなったらブーケガルニを取り出して塩麹を加え、高速ミキサーやブレンダーでかくはんする。なめらかになったら、塩こしょうで味をととのえる。

5.鍋で温め直し、器に盛りつける。お好みでショウガの搾り汁を垂らし、ショウガの千切りやハーブを飾ったら完成!
※ショウガの搾り汁は、ショウガをおろし機などですりおろして搾るか、皮ごとミキサーやブレンダーで細かくしてから搾ると、簡単に用意できます。辛みが強いので、子ども用と食べる際には、大人用だけに搾り汁を加えてください。
◆ヴェルヌ華子
プラントベース ウェルネス コーチ、プラントベースを軸としたライフスタイルの習慣化を叶える12週間のウェルネス・プログラム「Plantful Journey Program」主宰(https://www.plantful-journey.com/)。現在、フランス人の夫と2人の子どもとともにイタリア・ミラノ在住。十数年間、ラグジュアリーブランドのパリ本社ファッション本部でマーチャンダイジングに携わったのち、プラントベースの食生活を築くサポートをするプログラムを立ち上げる。また、パリやミラノでケータリングやポップアップディナーなどを開催。2023年夏、パリ・コルドンブルー調理学校のPlant-based Culinary Artsディプロマコースで、日本人として初めて学ぶ(Instagramはコチラ)。