週1回からはじめる新・食習慣 ヴェルヌ華子の「プラントベース」レシピ⑰ レンコンとニンジンのガレット
プラントベースとは、plant(植物)+base(土台)、つまり植物由来の食材を基本とした食生活のこと。ミラノ在住のヴェルヌ華子さんは、パリのレストランで出合った植物性のみの料理に衝撃を受けてプラントベースと栄養学を本格的に学び、その素晴らしさを広めることをライフワークにしています。そんなヴェルヌさんから、野菜や果物、穀物、ナッツなどの種子類、海藻類、キノコ類などをつかった旬のレシピをお届けします。まずは週に一食からはじめて、ゆくゆくは日々の食卓に取り入れてみて!
プラントベースレシピその17【レンコンとニンジンのガレット】
レンコンとニンジンの歯ごたえが楽しい、薄焼きのガレットのレシピです。レンコンを極薄くスライスすることが、シャキッと軽い食感に仕上げるコツ。人参ドレッシングとの相性は抜群なので、たっぷりつけて召し上がれ!
◆レンコンとニンジンのガレット◆
【材料(3〜4人分)】
レンコン……300g
ニンジン……70g
米粉……20g
塩……ひとつまみ
オリーブオイル……適量
・ニンジンドレッシング
ニンジン……70g(正味量、約小1本)
タマネギ……30g(正味量、約1/4個)
ニンニク……1片
しょうゆ……大さじ1と2/3
塩麹……小さじ1(山盛り)
みりん……大さじ1
酢……50cc
オリーブオイル……50cc
こしょう……少々
・トッピング
レタスなど葉物野菜……適量
スライスしたニンジン……適量
【つくり方】
1.ニンジンドレッシングをつくる。ニンジンはよく洗い、皮ごと小さめのざく切りにする。タマネギは皮をむき、小さめのざく切りにする。ニンニクは皮をむいて根元を切り落とす。
2.1と調味料などドレッシングの材料をすべて合わせ、高速ミキサーやブレンダーでなめらかになるまでかくはんしたら完成! 消毒した清潔な保存容器に移す。
3.ガレットをつくる。レンコンとニンジンは皮をむき、極薄くスライスする。
4.3をボウルに入れて米粉と塩を加え、全体に粉がまわるまで混ぜる。
5.フライパンにオリーブオイルを熱し、生地の厚みが均一になるように注意しながら、厚さ5mmほどに広げる。上から鍋フタなどで押さえつけ、全体がカリッとなるまで圧力を加えながら焼く。
6.こんがり焼けたらひっくり返し、もう片面も同じように焼く。
7.焼けたら生地をまな板に取り、丸く型抜きしてから半分に切って半円型にする。
※型をつかわずに、包丁で切り分けてもOK!
8.皿にガレット、葉物野菜、トッピング用のニンジンを盛りつける。ニンジンドレッシングを添えたら完成!
※レンコンは水にさらさず、でんぷん質をあまさず利用します。
※焼く際には生地がくっつきやすいので、油をしっかり引くこと。テフロン加工などくっつきにくいフライパンをつかうのも◎。
※ニンジンドレッシングは、冷蔵庫で1週間ほど保存できます。
◆ヴェルヌ華子
プラントベース ウェルネス コーチ、プラントベースを軸としたライフスタイルの習慣化を叶える12週間のウェルネス・プログラム「Plantful Journey Program」主宰(https://www.plantful-journey.com/)。現在、フランス人の夫と2人の子どもとともにイタリア・ミラノ在住。十数年間、ラグジュアリーブランドのパリ本社ファッション本部でマーチャンダイジングに携わったのち、プラントベースの食生活を築くサポートをするプログラムを立ち上げる。また、パリやミラノでケータリングやポップアップディナーなどを開催。2023年夏、パリ・コルドンブルー調理学校のPlant-based Culinary Artsディプロマコースで、日本人として初めて学ぶ(Instagramはコチラ)。