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鳥取の名峰・大山を望みつつブルーベリー、超ロングソーセージを堪能!「フェアフィールド・バイ・マリオット・岡山蒜山高原」は、こんなに楽しい
鳥取の名峰・大山を望みつつブルーベリー、超ロングソーセージを堪能!「フェアフィールド・バイ・マリオット・岡山蒜山高原」は、こんなに楽しい
FEATURE

鳥取の名峰・大山を望みつつブルーベリー、超ロングソーセージを堪能!「フェアフィールド・バイ・マリオット・岡山蒜山高原」は、こんなに楽しい

ご当地グルメや特産品が並び、旅行者はもちろん地域の人びとも集う「道の駅」。旅の途中に見つけたら、必ず立ち寄るのは……ハイ、私です! そんな全国の道の駅に近接し、新しい旅の楽しみ方を提案しているのが「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル」。ここを拠点に、観光客向けの“よそゆき顔”でなく、地域の素顔に触れられる旅を紹介するこのシリーズ。第2回は、岡山県の真庭市蒜山(まにわし・ひるぜん)「道の駅 風の家」に近接した「フェアフィールド・バイ・マリオット・岡山蒜山高原」にチェックインします。

──第1回目はこちら──

山の上からふもとから、鳥取の名峰を大満喫

フェアフィールド・バイ・マリオット・岡山津山がある津山市は、県北部の中心都市。ここから車で1時間ほど走れば、鳥取県が誇る名峰・大山(だいせん)エリアに到着する。大山は中国地方の最高峰にして、砂丘と並び鳥取県が誇る名所。多くの野鳥が生息する自然林保護区で、日本で3番目の国立公園に指定された地域でもある。西日本最大規模のブナ林に磨かれた銘水が自慢で、国産ミネラルウォーターの採水地でもある。

県境から鳥取県に入り、「日本名峰ランキング」で3位に選出された大山の美しい姿が見えてきた。春夏のグリーンシーズンから紅葉、冬の雪化粧と、季節ごとに違った景観を見せる大山。冬はスキーヤーやスノーボーダーでにぎわう「大山ますみず高原スキー場」では、夏場は「ますみず天空リフト」を運行している。

3月末から秋まで運行している天空リフト。斜長490m、140mの高さを8分で登る

リフトに揺られ、鳥のさえずりを聞きながら桝水高原の斜面を登っていく。左手にふもとの街や海を眺めているうち、標高約900mの展望台に到着した。米子や境港の市街が眼下に広がり、島根の街並みや隠岐(おき)諸島が遠くに見えた。まさに天空の絶景! ここは恋人の聖地としても有名で、夏のハイシーズンには沈む夕日が望める「ロマンチックサンセット運行」が実施されるらしい。展望台には、ラブラブなメッセージとともに、カップルがつけたらしい鍵がたくさんぶらさがっていた。

絶景を堪能して小腹がすいたところで、大山名物のブルーベリーを味わいに、山のふもとにある「あきたブルーベリー農園」へ立ち寄る。このあたりは大山に育まれた清水と肥沃な土壌に恵まれ、ブルーベリー栽培が盛んなのだとか。

雄大な大山を眺めながら、さっそく畑で食べごろのブルーベリーを探す。今年は雨が少なかったため粒が小さめだという。熟れているとおぼしき粒を摘んで食べてみたところ、むむむ、かなり酸っぱい! でもおいしい! 

入園料600円で食べ放題(!)のブルーベリー狩り。6月中旬から9月下旬まで楽しめる

より甘い一粒を探して畑をさまよううちに、わかったことがふたつある。ひとつは同じ大きさや色の実であっても、木によって味が異なること。そして、虫が群がっている木の実は甘いということ。もしブルーベリー狩りに行く機会があったら、ぜひ参考にしてほしい。

ブルーベリーには、「眼にいい」とされるポリフェノールの一種、アントシアニンがたくさん含まれている。心なしか視界がクリアになった気分で、次なる目的地「テラス ザ ダイセン」に向かう。

大山の裾に広がる田園地帯にあるテラスは、贈答品にも喜ばれる高級ハム、大山ハムの工場を隣接した施設。直売所には生ハムの切り落としやソーセージ、ベーコンなどここでしか手に入らない商品が、手頃な価格で買える。加工肉ファンの筆者には、パラダイスのようなショップだった。

テラス ザ ダイセンのロングソーセージは、全長なんと60cm。皮はパリッ、肉汁じゅわ〜でとても美味

楽しくショッピングし、クール便で自宅に送る手配をすませた後は、大山を仰ぎ見ながらロングソーセージやホットドッグでランチ。さすが加工肉専門工場を併設しているだけあって、ソーセージの肉々しさ、ジューシーさ、焼き加減、そしてパンとのバランスと、どれも絶妙! おすすめされたソフトクリームを試してみたところ、これまた絶品。よくある“牧場のソフトクリーム”に劣らぬ濃厚&クリーミーさで、ひと口目でうっとり目を閉じてしまった。

テラス ザ ダイセンのすぐ隣にあるのが、世界的な写真家・植田正治さんの作品が展示された写真美術館。鳥取県境港市出身の植田さんは、砂丘や鳥取の港を舞台にさまざまな作品を生み出した。2000年7月に逝去するまで、精力的に作品を発表。CDジャケットを撮ったことがきっかけで、福山雅治の「写真の師匠」になったことでも有名だ。

美術館の設計は、高松伸さんが手がけた。館内からは水面に映る“逆さ大山”も楽しめる。右上のシルクハットは、植田さんが好んでつかった小道具のひとつ

2025年に開館30周年を迎える植田正治写真美術館では、同氏の“演出写真”の数々を展示。日常を切り取るのではなく、小道具などをつかってポージングや配置にこだわった、絵画のような写真が並ぶ。1930年代から撮影活動をはじめたというが、どの作品も斬新でまったく古さを感じない。日本の写真史も学べる大満足の美術館だった。

再び県境を越え、フェアフィールド・バイ・マリオット・岡山蒜山高原へ

大山の勇姿に別れを告げ、車で約30分の蒜山エリアを目指す。途中、鳥取と岡山の県境にある展望台「鬼女台(きめんだい)展望台」に立ち寄った。ここは蒜山大山スカイラインの標高900m地点にあり、秋の夜明けには雲海が見えるという。

展望台から見えた、黒毛和牛とおぼしき黒い牛の群れ。のんびりと草を食(は)み、水を飲んでいた

展望台から北を望むと、大山を中心に勇壮な山並みが。振り返って南には、蒜山高原を一望できた。ここから再び岡山県に入り、フェアフィールド・バイ・マリオット・岡山蒜山高原へと車を走らせる。しばらくすると、道の駅 風の家の看板が見えてきた。

蒜山の「道の駅 風の家」は、新鮮な地域の味わいが集結する野菜市が有名。蒜山大根やとうもろこしを目当てに、地域の人々や観光客がこぞって訪れる。道を挟んで右手に見えるのが、フェアフィールド・バイ・マリオット・岡山蒜山高原だ

有名な野菜市は明日朝の楽しみにとっておくことにし、ホテルにチェックイン。前日に泊まった「フェアフィールド・バイ・マリオット・岡山津山」とほぼ同じ間取りとインテリアで、はじめてなのにくつろげる。おかげでスムーズに荷ほどきできた。

コンパクトながら、必要なものはしっかりフォローされている室内。こちらはドッグフレンドリールーム

落ち着いたら、またお腹がすいてきた! さっそく蒜山名物を堪能すべく、近所の飲食店へ繰り出そう。ホテルのフロントスタッフによると、蒜山うどんに蒜山おこわ、近くのワイナリーから届くワインなどが名産だそうだ。津山のホルモンうどんとはどう違うのかな? ワクワクしながら、店ののれんをくぐった。

──次回、蒜山高原編に続きます──

──第1回目はこちら──

Text & Photo:萩原はるな

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