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秋の箱根で究極のウェルビーイング!「箱根リトリート」で“何もしない贅沢”を!!
秋の箱根で究極のウェルビーイング!「箱根リトリート」で“何もしない贅沢”を!!
COLUMN

秋の箱根で究極のウェルビーイング!「箱根リトリート」で“何もしない贅沢”を!!

人びとに癒やしを提供してきた関東の奥座敷・箱根(神奈川県)。温泉に富士山の絶景、芦ノ湖や大涌谷(おおわくだに)など、見どころ満載の鉄板観光スポットとして、古くから人気を集めています。そんな箱根の大自然を五感で感じるべく誕生したリゾートが、「箱根リトリート fore&villa 1/f(フォーレ&ヴィラ ワンバイエフ)」。日常の喧噪(けんそう)から離れた箱根連峰の仙石原(せんごくはら)にあり、秋には見事な紅葉が見られます。温泉に森林浴、薪(まき)グルメと、箱根ならではのウェルネスステイを体感してきました。

静寂が広がる箱根の森で「何もしない贅沢」を愉しむ

東海道の要所として栄えてきた箱根は、昔もいまも国内有数の温泉リゾート。箱根から御殿場に抜ける国道138号線沿いの箱根リトリートは、37室のホテル棟と18棟の独立コテージからなるラグジュアリーリゾートだ。北欧リゾートをイメージしたデザインが特徴で、欧米からを中心にインバウンド客も多い。大きな窓から陽光が差し込むレセプションのソファでは、アメリカからとおぼしき麗しいカップルが、長い脚を伸ばしてくつろいでいた。

チェックインを済ませ、スタッフに案内されて客室に入る。部屋はリビングスペースとバスルーム、ベッドルームで構成されており、白い壁とグレーの床、木製のデスクやカウンターがとってもオシャレ。テレビや時計は設置されておらず、聞こえるのは木の葉が風に揺れる音と鳥のさえずり、そして虫の音(こえ)のみ。すぐ近くに国道が通っているにもかかわらず、車の音はまったくしない。間接照明に窓からの木漏れ日が美しい部屋には大きなデスクとチェアが設置されており、ワーケーションにもぴったりだ。

全3棟、37室からなるホテル「före(フォーレ)」の客室。シンプルで洗練された空間の外には、深い森が広がる

リゾート敷地内には木製の遊歩道(木道)が整備され、客室にレストランやカフェ、大浴場などを結んでいる。森林浴気分で木立の間を歩いていると、「free bird&terrace」の案内板を発見。矢印に従って進み、滞在者用のフリースペースに向かう。

ハンモックやビーズクッションが配された「free bird&terrace」のオープンテラス。うたた寝や読書に最高のロケーションだ

フリースペースの一角に、ブックディレクター幅允孝(はば よしたか)さんがセレクトしたブックライブラリーがあった。ボードゲームなども用意され、ひとりでも大切な人とでも、思い思いの時間が過ごせる

木々に囲まれたフリースペースは、広々としたウッドテラスとリビングスペースがある。ゆずジンジャーティーや温かいレモネードなど、季節ごとのウェルカムドリンクがいただけるのもうれしい。リゾート内には、挽きたての豆で淹れたおいしいコーヒーや紅茶がフリーで飲めるcafe & loungeも完備。ペストリーシェフによる焼き菓子やプリン、ケーキのほか地ビールやワインが購入でき、温泉あがりの一杯を楽しむカップル客がくつろいでいた。

エントランスを抜けて右側にあるcafe & lounge。滞在中はいつでも利用できる

箱根の恵みを直火で調理!

お楽しみのディナーは、レセプションの奥にあるレストラン「WOODSIDE dining」でいただく。ハーフドームのような天井の高いゆったり空間で、近隣の旬の食材を活かしたメニューが味わえると好評だ。夜は薪焼きのコースディナー、朝はブッフェが提供される。

この日のコースは、フレッシュモッツァレラやガーリックトーストなどが添えられたイチジクのグリルからスタート。隣の席では、ドイツ語を話す30代のカップルが会話と食事を楽しんでいる。この日のレストランのお客は、欧米系と国内からの観光客が半々ほど。神奈川県にいるとは思えない、非日常的な雰囲気だ。

ダイニング内のオープンキッチン。3人のシェフが、薪釜(まきがま)を駆使してディナーを調理

鴨肉の下に鴨の出汁&しょうゆ味のマイタケのおこわが敷かれた、秋の絶品メニュー。トロトロのオニオングリルも絶品だ

すっかり満腹になり、森のなかの歩道を抜けて大浴場に向かう。食事時間の前後は通常、旅館やホテルの温泉のラッシュアワー。混雑を覚悟していたのに、先客はひと組だけでうれしくなる。しかも入れ違いにあがっていったので、内風呂も露天風呂も貸し切り状態! 全身ホカホカの状態でフカフカのベッドに入り、眠りについた。

薪の炎でグリルされた絶品のBLTバーガー

鳥のさえずりとともに目覚め、朝食をとりに再び「WOODSIDE dining」へ向かう。朝日が差し込む店内には、フレッシュな野菜やソーセージ、ベーコン、チーズにパン、スープ、ペストリー、ヨーグルト、フルーツなどが美しく並んでいた。モーニングブッフェでもオープンキッチンにシェフがスタンバイしており、名物の信州サーモンのエッグベネディクトやBLTバーガーサンドをつくってくれる。これらを目当てに、周辺の旅館に宿泊している観光客も訪れるという。

朝のブッフェでも薪釜が大活躍。野菜やベーコンなどが直火で香ばしく焼かれる

薪釜でグリルされたベーコンとパテがボリューム満点の「WOODSIDE特製BLTバーガーサンド」

訪れたのはシーズンオフの9月の平日で、宿泊客は7割ほどの入り。どこもゆったりと設計されているからか、オープンスペースでも十分なプライベート空間が確保でき、心にもゆとりが生まれた気がする。テレビも時計もない客室での滞在は、心身ともにデトックスできる贅沢なひとときだった。

Photo & Text:萩原はるな

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