今田美桜が語る、自然と共生することの大切さ「森にしかない湿度感はすごく好き」【前編】
新緑まぶしい北八ヶ岳の深い森から、笑顔で手を振る今田美桜さん。鳥の声に耳をすませ、大樹の幹や枝葉、足下の苔に触れながら、のんびりと歩きます。刻々と変化する自然とともに生活することの大切さ、楽しさを語ってくれました。
森を歩き、森と遊ぶ。心も体も癒やされるひととき

環境に配慮した素材のウェアと小物を中心に古着をミックス。快適な着心地で軽快に森を歩こう。再生コットンのパーカ、オーガニックコットンのパンツ(ベースレンジ/ベースレンジ ジャパン) 古着のタンクトップ(ジャンティーク) ウエストバッグ(アンドワンダー) クロムフリーレザーのスニーカー(ヴェジャ/シードコーポレーション) リサイクルシルバーのイヤカフ(メリッサジョイマニング/ソウス)
北八ヶ岳に位置する白駒の池は標高2000ⅿ以上の高地にある湖としては日本最大の天然湖。その周辺は日本三大原生林の一つに数えられる亜高山性針葉樹の原生林。溶岩でできた林床には緑の絨毯のように苔が敷き詰められ、太古の時代を彷彿させる神秘的な景色が広がる。5月半ば、新緑の芽吹く深い森を今田美桜さんと歩いた。

白駒の池・苔と原生林/北八ヶ岳の麓、八千穂高原にある天然湖・白駒の池。周囲にはコメツガ、トウヒ、シラビソなど亜高山性針葉樹林の原生林が広がり、地上一面を覆う苔はおよそ500種類に及ぶ
「実は数年前にお仕事で来たことがあるんです。雪深い時期だったのですが、今回は緑がまぶしいほどで、苔もみずみずしくて。自然って季節によって全く姿を変えるんですね。改めて驚かされました。こんなにたくさんの苔を目にすることはないですし、注意深く見るといろんな形や表情を持っている。身近な自然の中にもある小さな息吹。普段は気づかずに過ごしていたのかなーと思いました」

今田さんが自然と触れ合った原体験は、幼い頃に家族と訪れたキャンプだそう
「地元福岡に近い大分の椿ヶ鼻や久住にあるキャンプ場に家族でよく行っていました。近くに流れている小川で弟妹と水遊びをしたり、バーベキューやパエリヤなどのご飯をみんなで作って食べて、暗くなった中でお皿を洗ったり、夜空の流れ星を眺めたり……すごく楽しかった。そう言えば、父が段ボールの燻製器を手作りして、チーズとかお肉を燻製して食べていたのを思い出しました(笑)。美味しくて大好きでした! 今になって思えば、自然に親しむことができるように、両親が連れて行ってくれていたのかな」

長袖Tシャツ、ビーニー(サンスペル/サンスペル カスタマーサービス) リサイクルシルバーのイヤカフ(メリッサジョイマニング/ソウス) 古着のコットンパンツ(ジャンティーク) 天然ゴム素材のシューズ(エーグル/エーグル カスタマーサービス) 天然石のネックレス(マーガレットソロウ/ソウス)
日常を一旦忘れて森や木に触れる体験はとても贅沢で大切な時間だと語る。
「森の中に入ると、別世界の景色が広がって、まず空気感が全然違いますよね。しーんとした静けさの中に鳥の声が響いて、鬱蒼とした独特の湿度があって。森にしかない湿度感はすごく好きです。生命力やパワーを秘めている気がして、深く息を吸いたくなります。

リサイクル素材のサマーウィンドシェル(ホグロフス/アール・シイーテイー・ジャパン) 長袖Tシャツ、ビーニー(サンスペル/サンスペル カスタマーサービス) リサイクルシルバーのイヤカフ(メリッサジョイマニング/ソウス)
いつも舗装された道を歩いているので土を踏む機会も滅多にないですよね。その感触だけでリフレッシュできる。下とか上とか、いろんなところを見ながら、『ここの足場は危ないよ~』ってみんなで声をかけ合って歩くのがとっても楽しい。『これはなんだろう?』と普段は気づかないことに気づき、会話も生まれて、そういうことに夢中になれる。頭も心も浄化される気がします」

オーガニックコットンのバッグ(ベースレンジ/ベースレンジ ジャパン)
▼後編につづく
PROFILE■今田美桜(いまだ・みお):1997年生まれ、福岡県出身。2018年にドラマ『花のち晴れ~花男Next Season~』(TBS系)の出演で注目を集め、数々のドラマ、映画、CM、雑誌などで活躍中。24年4月期ドラマ『花咲舞が黙ってない』(NTV系)では主演を、25年度前期連続テレビ小説『あんぱん』(NHK)ではヒロインを務める。
●情報は、FRaU2024年8月号発売時点のものです。
Photo:Yuki Kumagai Styling:Tomoko Kojima Hair & Make-Up:Aiko Tokashiki Text & Edit:Naoko Sasaki Composition:林愛子
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