Do well by doing good. いいことをして世界と社会をよくしていこう

徳島の木工作家・安藤由紀が愛する「剣山」と「ウチノ海」
徳島の木工作家・安藤由紀が愛する「剣山」と「ウチノ海」
VOICE

徳島の木工作家・安藤由紀が愛する「剣山」と「ウチノ海」

モノや場所をつくる人は、つねにアンテナを張ってあらゆることを吸収しています。SDGs先進県・徳島の若きクリエイターたちの“お気に入り”から、ひと味違った徳島を感じましょう! 今回は「ivory+」の安藤由紀さんにお話を伺いました。

木の美しさ。その魅力を
ひと彫りひと彫りに込めて

持ち手が特徴的な木のコップは山歩きのお供にぴったり。仕上げの塗料には食品安全法をクリアしたものを使用

木と触れ合うこと、木を彫ること、木にかかわるすべてが好きでものづくりを始めたという安藤由紀さん。皿、盆、椀、カトラリー、アクセサリーなど、暮らしのなかでつかえる木の道具を製作している。

「同じ種類の木でも育った環境によって個性が出ます。変わった木目、ひとクセある節を持つ木、美しい色の木、いろんな表情の木と出合えるのがおもしろくて楽しい」

一つひとつの木の魅力を感じながら、時間をかけて手で彫ったあとは不揃いに残る。その手触りがやさしく温かい。「使い込むほどに風合いが増すのも木の道具の魅力」と話す。

藍やヤシャブシなどを使い、木を染めることにも挑戦。木の可能性を追求しながら、新しい作品をつくりつづけている。

安藤由紀さんのお気に入りスポット

剣山(つるぎさん)

「徳島の最高峰。木々の種類が多くて、四季折々の情景を見られます。木を扱う仕事なので、山でどう木が生きているのかを知ることは、とても大事な時間です」
徳島県三好市・美馬市・那賀郡那賀町

鳴門ウチノ海総合公園

「ホッとしたいときや、製作でモヤモヤしたときはよく海を見に行く。ウチノ海に日が沈むころは、水面が少しずつ赤くなるようすがとても美しく、心が落ち着きます」
鳴門市鳴門町高島字北679

PROFILE

安藤由紀
東京出身。木工作家。徳島の「テーブル工房kiki」で木の小物製作に携わったあと独立。国内外で個展や企画展などを多数開催している。

●情報は、FRaU S-TRIP 2021年12月号発売時点のものです。
Text:Kanako Mori , Mihoko Koga
Composition:林愛子

【こんな記事も読まれています】

ホッキョクグマに大接近! カナダの保護施設「コクラン・ポーラーベア・ハビタット」で人生初の体験を

小林エリカ×パク・ソルメ「文学から考える日韓フェミニズム」【前編】

ハイアット リージェンシー 瀬良垣で「沖縄ならではのサステナビリティ」を楽しむ!

Official SNS

芸能人のインタビューや、
サステナブルなトレンド、プレゼント告知など、
世界と社会をよくするきっかけになる
最新情報を発信中!