みんなでサステナブルなおしゃれを楽しみたい /長谷川美月さん【前編】
気になるあの人にサステナビリティについてインタビュー。第4回は「みちゅ」の愛称で親しまれ、10代を中心に絶大な人気を誇る雑誌『Popteen』の専属モデルでダンス&ボーカルグループ「MAGICOUR」メンバーである長谷川美月さんの登場です。前編は長谷川さんが考えるファッションとサステナビリティの関係についてうかがいました。
撮影/喜多剛士 インタビュー・文/水谷美紀
サステナビリティは授業で学びました
サステナビリティについては高校時代に「公民」の授業で勉強しました。持続可能な社会を作るにはどうすればいいかといったことから、ゴミの分別やリサイクル素材などについても学びました。教科書に出てくるので、今の10代の人でサステナビリティについてまったく何も知らない、という人は少ないと思います。ただわたしも含め、仮に関心があったとしても具体的に何をすればいいのかが分からない、という人がほとんどのような気がします。
山で体験。廃材を使ったテントづくり
番組の企画で一度、鉄や木の廃材を使ってグランピングのテントを作りました。10人がかりで3ヶ月かけて作ったので正直大変だったけど、それ以上に楽しかったです。グランピングって普通のキャンプより豪華なものなので、廃材で本当に作れるのかな?って最初は不安でしたが、思った以上に立派なものができました。完成後はみんなでバーベキューをしたのですが、山奥だったこともあって空気が綺麗で気持ちよく、「こういう時間っていいよね」と、みんなで話しました。それまで「自然を大切にしよう」「環境を守ろう」と言われてもピンと来ていなかったのですが、実際に体験したことで、素直に実感することができました。
サステナブルで可愛いものがいい
最近はファッション誌でも、サステナビリティをテーマにした企画が増えています。わたしはまだ経験がないのですが、モデルとしてぜひ挑戦したいです。それと、ファッションブランドのプロデュースや商品企画をやってみたいので、その時は環境に配慮した素材を使ったアイテムも作りたいです。でも正直に言うと、年齢的にもまだまだ新しいファッションを追いかけたいので、素材よりデザイン重視で選んでいます。無理をして、好みじゃなくても環境に配慮したものだから買わなきゃ、というのも違うと思うし。一番いいのは、自分の好きなブランドがサステナブルな取り組みをしてくれることですよね。もちろん自分から探す努力もしていきたいですが、カワイイな、おしゃれだな、と思って手に取った服がたまたまサステナブルなものだったら嬉しいですね。
環境への配慮もファッションも無理はしない
無理をしないという意味では、普段の買い物も同じかもしれません。モデルだからといって高い服ばかり買っているわけではなくて、わたしはプチプラの服もよく買いますし、インスタにも、なるべく誰でも買える物を載せています。わたしのファンの人は同世代だけでなく、小・中学生の人も多いので、そういったファンの人にも「みちゅと同じ物を買ったよ」とか「わたしもそれが欲しい」って言ってもらえるのが本当に嬉しいんです。ハイブランドを身につけて憧れられる存在にもなりたいけれど、それ以上に身近な存在でいたいから、気軽に真似してもらえるファッションや着回しのテクニックなどを、これからも提案していきたいです。これからはそのなかに可愛くてサステナブルなアイテムも増えてくると思うので、みんなで一緒に楽しみたいですね。
後編は食事の変化や故郷への想いについて紹介します。
30年後もきっと愛用品
長谷川美月さんが30年後も大切にしたいモノとは?
チェキ
最近わたしの周りは昭和レトロブームで、自分でもフィルムの写真を撮ってみたくなって購入しました。チェキのほかには「写ルンです」も使っています。画像じゃなくて写真という形に残せる点が気に入っていて、家族や友達との思い出を写真に撮ってアルバムにするところまでが楽しいし、そのアルバムは何十年たっても大切に残していると思います。
お知らせ
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