コールマン、廃棄テントをアップサイクルする「MFYR」第二弾アイテムを発売
キャンプやアウトドアを愛する人たちに、サステナビリティな思想のムーブメントを――。コールマンは2021年6月、直線的なモノの消費から循環型の社会を目指すプロジェクト「MFYR(MOVEMENTFORYOURRIGHT)」をスタートしました。
MFYRの取り組みの第一歩は、自社製品の廃棄削減。キャンプ用製品として生産されたものの、流通過程においてやむなく処分されるテントやタープの生地を日常で使用できるバッグへとアップサイクル。コールマンオンラインショップ、コールマン昭島店で販売しています。
6月に発売された第一弾の3アイテムは、発売後、オンラインショップではおよそ2時間で完売。消費者のサステナビリティに対する関心の高さを実感したといいます。
「MFYRを目当てに唯一、店頭販売をしている昭島店へわざわざ足を運んでくださる方や、SNSなどで取り組みに共感する声を上げてくださる方、バッグを純粋にファッションとして持ちたいと思ってくださる方など、たくさんの反響がありうれしいです」(コールマンジャパン株式会社マーケティング本部の高橋佳世子さん)
廃棄予定だった素材の再利用にネガティブな反応もあるのではと覚悟していたそうですが、今のところそうした声はないと高橋さん。「サステナブルな考え方、物作りに対する理解が日本でも広がっているのだと感じました」。
(左)MFYRトラベルケースM(¥3,300)。サイズ:約26(W)×30(H)×11(D)cm容量:約14L素材:ポリエステル他。(右)MFYRトラベルケースS(¥3,100)。サイズ:約20(W)×26(H)×11(D)cm容量:約9L素材:ポリエステル他。
9月9日には、第二弾として「MFYRトラベルケースM」「MFYRトラベルケースS」「MFYRビッグトート」「ランドリーバッグ」の4アイテムをコールマンオンラインショップ、コールマン昭島店で発売。
(左)MFYRビッグトート(¥5,000)。サイズ:約51(W)×55(H)×25(D)cm容量:約86L素材:ポリエステル他。(右)MFYRランドリーバッグ(¥6,100)。サイズ:約59(W)×60(H)×20(D)cm容量:約64L素材:ポリエステル他
自然環境の恩恵を受けるなら、自然環境に優しい選択を。地球の恵みから癒やしを得るキャンプ、アウトドア愛好家にとって、MFYRはごく自然な選択なのかもしれません。
取材・文/有馬ゆえ
コールマン
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