子どもたちが仮想世界で築く「SDGs時代の家と街」。Minecraftカップ2021全国大会開催
仮想空間の世界で、ブロックを自由に組み合わせてものづくりができるゲーム「マインクラフト」。現在、その教育版である「Minecraft: Education Edition」を使った作品コンテスト「Minecraftカップ2021全国大会」が開催中です。
マインクラフトは、仮想3D空間内で正方形の部品を使い、自由に構造物やさまざまな仕掛けを作ることができるゲーム。子どもから大人まで多くのファンがおり、これまで世界中で累計2億本以上が販売されています。
その最大の特徴は、一般的なゲームのように決まった目的がなく、プレイヤーの自由度が高いこと。家や街など建築に取り組んだり、自分たちでルールを決めてゲームを楽しんだりできるだけでなく、プログラミング機能を用いて世界的に学校教育の教材としても利用されています。
2019年にスタートした「Minecraftカップ」は、今回で3回目。今回はテーマを「SDGs時代のみんなの家、未来のまち」として、国連サミットで採用されたSDGs目標の3つから1つ以上を作品に取り入れることが応募条件です。
●目標3:すべての人に健康と福祉を
●目標7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに
●目標15:陸の豊かさも守ろう
応募作品は、SDGsやサステナビリティを自分なりに表現したマインクラフトのワールドデータ、その世界を撮影した動画、紹介文など。応募資格は18歳以下(2022年4月1日時点)の個人または30人以内のチームで、参加費は無料です。エントリー期間は2021年9月16日まで、作品応募は2021年9月1日から9月30日まで。
審査で評価されるのは、構想力、調査力、計画力、発表力。好きなゲームを通して、サステナブルな家、街、暮らしについて考え、表現する。その経験は、子どもたちが持続可能な未来を歩み始める第一歩になるかもしれません。
文/仲里 淳、有馬ゆえ
Minecraftカップ
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