TREND 2021.07.20

本当は食べられる“未利用魚”を手軽なミールパックにして販売

大きさや形がバラバラだったり、安定した量が獲れなかったり。さまざまな理由で市場に出荷されない魚のことを未利用魚といいます。その多くは新鮮なうえ、けっして味が悪いわけでもありません。未利用魚として肥料、または養殖魚の餌にされているようです。そんな未利用魚を手軽に食べられるミールパックにし、サブスクリプション（定期便）で販売しているのが『Fishlle!』（以下フィシュル）です。

毎月届く手軽なパックで自宅の食卓もサステナブルに

福岡市に本拠地を置く株式会社ベンナーズが立ち上げたフィシュルは、魚のフードロスを減らすことにより“日本における水産業の発展”と“作り手、使い手、社会を豊かにすること”を目的に誕生しました。ミールパックで使用されている魚はすべて新鮮な天然国産の魚で、着色料や保存料も無添加。毎月届くのが楽しみになるスタイリッシュなパッケージと保管しやすいコンパクトなサイズも魅力です。

未利用魚イラ — 未利用魚ノイラ。味はよいが1匹で行動するため漁獲高が少な
く、それも未利用魚になっている一因だという。

新鮮な魚料理を手軽に食べて、フードロスの削減にも貢献

フィシュルの魚は下味だけをつけて瞬間凍結してあるので、食べ飽きないうえにアレンジも無限大。夕食の一品や晩酌のおとも、お弁当のおかずや急ぎの食事にと、ストックしておけばいざというときに強い味方になりそうです。Instagramではその月に届くミールパックを使用したレシピも公開されており、どれも簡単で美味しそう。毎月レシピコンテスト「Fishlle-1」も開催されているので、料理好きにもおすすめです。