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瀬戸内海の生口島「しおまち商店街」で出合ったサステナブルなスポット【後編】
瀬戸内海の生口島「しおまち商店街」で出合ったサステナブルなスポット【後編】
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瀬戸内海の生口島「しおまち商店街」で出合ったサステナブルなスポット【後編】

私たちのふだんの行動軸をベースに、未来を変えるアクションを集めました。毎日の暮らしのなかでできることから新たな世界での体験まで、やりたいことから探してみましょう。今回は、「旅する」アクションの一例をご紹介します。

▼前編はこちら

住人も旅人も集まる
町のリビングルームへ

LIVING棟の2階にあるゲストルーム。海に面した室内のテーブルで読書をしたり、下のリビングでコーヒーを飲んだり、仕事も気ままに。プライベートルームのほかに、グループルームもあり、長期の滞在に適したプランなども用意されている

しおまち商店街にはほかにも、宿泊者と町をつないでくれる施設がある。2021年4月に、商店街の入り口にオープンした「SOIL Setoda」だ。

住民も旅人も自由に訪れることができるSOIL SetodaのLIVING棟

中長期滞在が可能なゲストルーム、食堂、焙煎所のある複合施設は、誰もがつかえるラウンジを備えており、「町のリビングルーム」として機能している。旅人と地域の住民とが交流できる開かれた拠点ができたことで、地域でできることは広がっていく。

KURA棟のアクティビティセンター(観光案内所)では、瀬戸田を体験するツアーを提供。旅人と地域住民との交流のきっかけにもなっている。自転車のほか、CO2を排出しない電動キックボードなどの貸し出しも。地域内の使用電力を再生可能エネルギー由来に転換する取り組みもおこなわれている

たとえば、地元の人とのサイクリングツアーや、自然農法のレモン講座に収穫体験、漁師と行く海釣りなど、ユニークなツアーのきっかけにもなる。

目の前に海を望むオープンな食堂「MINATOYA」では、モーニングやランチ、Overview Coffeeのコーヒーが楽しめるカフェも。夜はローカル食材を使った薪火料理の店に

この施設誕生の背景には、2019年に始まった地域の人とのワークショップ「しおまちサミット」がある。

商店街を挟んだSOIL SetodaのKURA棟に、米国ポートランド発のOverview Coffeeが日本初進出。自然環境の回復を目指すリジェネラティブ・オーガニック農法の豆などを選び、店内で焙煎している

瀬戸田が好きな内外の人々が参加し、これからの町のことについて自由に意見交換するなかで、町に足りないものがたくさん見えてきたのだ。

地球に優しいコーヒーでひと休み

Wi-Fiが使えて本格的なコーヒーが飲めるカフェ、観光案内所、ワーケーションができるホテル……それらの要望を叶えたのがSOIL Setodaだった。

商店街のマンホールには、瀬戸田をテーマにした作品が描かれている

また施設の外においても、商店街の看板をおしゃれにリニューアルしたり、地元の美大生との協力でアートなマンホールをつくったり、レンタルバイクや傘をレモン色にしたり、町のウェブサイトを立ち上げたりと、瀬戸田を愛する人が一丸となって地域を盛り上げる活動を続けている。

お土産にはレモン! 日本一のレモン産地では、ポストや自転車も、かわいいレモンイエローだ

瀬戸内海の町並みと食の恵み、商店街での出会いを楽しみながら地方創生にも寄与できる瀬戸田の旅。この夏は、自然に対話や広がりが生まれてくるような、サステナブルな地を訪れてみては?

INFORMATION

SOIL Setoda

誰もが利用できるラウンジのほか、ホテル、食堂、コーヒーロースター、観光案内所などの機能が複合。商店街を挟んでLIVING棟、KURA棟があり、後者はもともと塩蔵だった建物。港の食堂〈MINATOYA〉では、地元の農家や漁師から直接仕入れた食材を、薪火で焼いてシンプルに味わうことができる。観光案内所では、マップなども配布しているので旅の拠点に。全4室。トイレやシャワーは共有。広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田254-2 ☎0845-25-6511 soilis.co/locations/setoda

●情報は、FRaU2022年8月号発売時点のものです。
Photo:Tetsuya Ito Text & Edit:Asuka Ochi
Composition:林愛子

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