TOPIC 2023.03.28

おいしく食べて、ガーナのカカオ農家をサポート！　サステナブルチョコレートが主役のポップアップ

あなたの「おいしい」と、だれかの「うれしい」をつなぐカフェ「imperfect表参道」。2019年７月のオープン以来、「生活者だけでなく、世界や社会にもよいもの」をコンセプトに、チョコレートやナッツをつかったスイーツやアイスクリーム、コーヒーなどを提供しています。現在カフェ内では、日新化工株式会社のポップアップを開催中（〜2023年4月7日）。日本で初めて「洋生用チョコレート」を開発した同社による、サステナブルなチョコレートを紹介しています。

サステナブルなチョコレートと、それをつかったスイーツをご紹介

imperfect店内で、2023年3月25日から開催されている日新化工のポップアップ。「サステナブルチョコレートを通じて広がる笑顔の輪」をテーマに、国内製造のサステナブルチョコレートの紹介と販売をおこなっています。

少し酸味のある、フルーティな味わいのハイカカオタイプの「サステナブルチョコレートダークカカオ70%」

日新化工は、マーガリンの製造会社として1948年に設立。1956年に洋菓子やパンのコーティングなどに使われる「洋生用チョコレート」を日本で初めて開発しました。以来長年にわたって、製菓のプロフェッショナルに愛される食品原料をつくり続けています。

今回ご紹介する「サステナブルチョコレートダークカカオ70%」は、そのまま食べるだけでなく、お菓子づくりの材料としても重宝されています。使用するカカオは、生産者に営農指導をおこなうほか、児童労働の撲滅、森林保全に取り組むプログラムのもとで栽培されたもの。売上の一部を、カカオの森を守る植林活動や、女性に対する就労機会の提供に還元しています。

今回のポップアップでは、「サステナブルチョコレート」の取り組みに賛同したブランドの商品もあわせてご紹介。「Chocography」「jeRiz」「Minotte」「Pattiserie Hayato Yamada」の4ブランドから、サステナブルチョコレートを使用したスイーツが登場しています。

各ブランドの商品の紹介とともに、サステナブルチョコレートへの想いなども展示されている

「Chocography」の2種類のチョコレートアソート、「jeRiz」のライスラングドシャチョコレート、「Minotte」の和漢の考えを取り入れた妊娠前・産前・産後の女性にうれしい栄養素を含んだチョコレート、「Pattiserie Hayato Yamada」のラムレーズンとクルミがたっぷり入ったブラウニー……。各ブランドが趣向を凝らした、サステナブルチョコレートの世界が広がっています。

個性豊かでかわいらしいパッケージも必見。ぜひ、店内のポップアップでチェックしてみてください。

「Chocography」のチョコグラフィーメレ・ド・ショコラセルクルアンショコラは、かわいいフルーツ柄をプリントしたチョコと、オレンジとストロベリーのシロップを閉じ込めたビターチョコの詰め合わせ

「Minotte」の7StoriesChocolateBar(7種類)。和漢の考えを取り入れ、心の充足を第一に考えられてつくられている

ガーナの女性たちの経済的な自立を助け、カカオの森を守るチョコレート

サステナブルチョコレートの売上の一部は、ガーナ共和国のカカオ農家と一緒におこなっている２つのプロジェクトに還元されます。

ひとつめは、「キャッサバを通じて女性たちが平等に活躍できる社会を!」という取り組み。世界第２位のカカオ豆生産国であるガーナでは、女性は男性のサポート役とみなされることが多く、社会的に活躍できる機会が少ないことが課題といわれています。そこで、ガーナの主食のひとつキャッサバの栽培・加工・販売を通じた、経済的自立を応援するプロジェクトを推進。キャッサバの種子や加工器具を提供し、持続的な収入源の確保を目指しています。

２つめは、「カカオの森と生態系を守ろう!」というプロジェクト。ガーナでは、経済活動に伴う森林伐採も課題視されています。カカオの森を守るために、成⻑が早くカカオの木を超える高さになる常緑樹を植樹。直射日光を嫌うカカオの木を健やかに保つと同時に、生態系を守る試みをおこなっています。その結果、カカオ農家の持続的な生産と収入を確保できると考えているのです。

あなたの「おいしい」が、生産者や地球の「うれしい」にダイレクトにつながるサステナブルチョコレート。この機会に、ぜひそのおいしさと秘められたストーリーに触れてみてください。