ガーナのプラごみ問題を解決する「アップサイクルバッグ」
海を守る、持続可能な社会への方法は、さまざまにあっていい——。各国のユニークな取り組みからは、文化の違いも見えてきます。今回は、ガーナのバッグブランドをご紹介します。
地域をキレイにして雇用も生む
一石二鳥の取り組み
西アフリカではペットボトルではなく、四角いプラスチックの袋に入った水が広く流通し、捨てられることが大きな問題となっている。その水の袋やビルボード広告等からアップサイクルし、バッグやPC ケース等をつくる「Trashy Bags」。
ごみ問題に一石を投じるだけでなく、収集や洗浄、そしてバッグの縫製をする人々の雇用を創出。また、地域を清掃することでも、より安全な環境づくりに貢献している。バッグは世界に通用するグッドデザインで、カラフルなアフリカらしいタッチだ。
「すべてガーナ製よ!」。従業員は誇らしげにバッグを見せてくれた。
www.trashybags.org
●情報は、FRaU SDGs MOOK OCEAN発売時点のものです(2019年10月)。
Coordination:Yumiko Nakanishi Text & Edit:Asuka Ochi
Composition:林愛子