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難民キャンプのアフガン少女の「声」が新聞になった!
難民キャンプのアフガン少女の「声」が新聞になった!
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難民キャンプのアフガン少女の「声」が新聞になった!

国や地域によって違う、世界のジェンダーとダイバーシティ。さまざまな取り組みのなかから、今回は、ギリシャの事例をピックアップ。

難民自身が難民の声を
まっすぐ世界に届ける

非営利団体「Network for Children’s Rights」が母体となり活動。

メディアによってつくり上げられた難民像というのは、少なからずあるだろう。「MIGRATORY BIRDS」は、ギリシャのシスト難民キャンプに住む15人のアフガン少女と、1人の若いギリシャ女性が立ち上げた新聞だ。

ギリシャの新聞「EfSyn」の付録として2ヵ月ごとに無料で発行。2021年4月で4周年を迎えた。

彼女らは外部がつくる難民像に不満を抱き、自らジャーナリストとして難民の声になろうと決意。当初は女子だけであったが、次第に男子も賛同し、参加。現在は移民者、難民、ギリシャ人の若者たちによって構成され、出身国もさまざまだ。

アフガン女性は男女格差により発言しづらい文化的背景にあるが、ここでは自由に書け、自分を表現できる。自ら発信し、道を切り開いたのだ。

目標は世界の多くの人に声を届けること。ガールズパワーが動かしたその夢は、すでに叶い始めている。

migratorybirds.gr

●情報は、FRaU2021年8月号発売時点のものです。

Text:Yumiko Nakanishi Edit:Asuka Ochi

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