Do well by doing good.プロジェクトレポート
imperfect株式会社が2019年から実施している「世界と社会をよくしていくプロジェクト」は、3つの候補の中から投票によって選ばれたプロジェクトが毎シーズンひとつ選ばれて実施されます。今回は、いよいよスタートしたシーズン2のプロジェクト「女性たちの農の学びを支えて平等な社会を!」についてレポートします。
imperfect株式会社は、活動をスタートした2019年以来、Do well by doing good. 活動の一環として「世界と社会をよくしていくプロジェクト」を実施しています。これは「みんなで世界と社会をよくしていきたい」「誰もが社会課題の解決に関われるようにしたい」という想いから生まれた取り組みで、毎シーズン「環境」「教育」「平等」をテーマにした3つのプロジェクト候補の中から、imperfect表参道にご来店いただいたお客様や、WebメディアDo well by doinng good.jpの読者の方等どなたでも参加できる投票によってプロジェクトがひとつ選ばれます。この度、シーズン2(投票期間:2020年4月~2021年3月)で選ばれた「平等」をテーマにしたプロジェクト「女性たちの農の学びを支えて平等な社会を!」が実施されました。
こちらの動画から、プロジェクトレポートをご覧いただけます。
コーヒーの生産大国であるブラジルでは、農業に従事している女性たちにとって不平等な環境が存在しています。十分な教育を受ける機会を得られず、そのために単純作業をくり返すほかない…といった環境に置かれていることもあって、女性たちの就労時間は男性に比べて1週間あたり7.5時間も長いのにもかかわらず収入は30%も低く、活躍できる機会が限られているのが現状です。
今回、皆さまからの投票によって選ばれたプロジェクトでは、そんな状況を改善し、女性たちに平等なチャンスが与えられること、そして、それをきっかけに女性たちの活躍の機会を増やしていくことを目指しています。
今回のプロジェクトは、Do well by doing good. 活動の一環として「世界と社会をよくしていくプロジェクト」を実施しているimperfect株式会社と、女性が主体で経営するコーヒー農園をサポートするブラジルの団体「カフェ・デラス」が共同で、6人の女子学生に対して教育面でのサポートを行うというものです。学生達はこのプロジェクトで農園の経営に必要な知識や技術を学ぶことによって、より能力や条件に合った仕事に就き、収入を増やすことが可能になります。将来、この6人がコーヒーの分野で活躍していくことはもちろん、プロジェクトで得た知識や技術を周囲の人々にも広げていってくれることも大いに期待されています。
これまで単純作業に従事することが多かった女性たちも、コーヒー豆の専門的な技術を身につけることで、コーヒーのプロフェッショナルとしての道が開けていきます。それによって就労の機会が増え、活躍の場も広がり、収入など待遇面が改善されるきっかけにもなるでしょう。実際、コーヒー生産の場において、緻密な管理や作業を得意とする女性たちの活躍は、少しずつ評価が高まってきています。
プロジェクトの中には、カフェ・デラスがパートナーシップを結ぶコーヒー農園の女性経営者を6人の女子学生が訪問し、交流する機会も設けられています。学生たちの未来の姿である経営者から豊富な知識だけでなく貴重な体験を聞くことで、心構えも育っていきます。カフェ・デラスで学んだ6人がここで身に着けた知識や技術を他の生産者にも受け継いでいくことで、彼女たちだけでなく、彼女たちが働く農園全体の生産技術も向上し、ひいてはコーヒー豆そのものの品質向上と、安定的な生産につながっていくことが望まれます。
たくさんの皆さまの投票で選ばれたDo well by doing good. プロジェクトのシーズン 2 「女性たちの農の学びを支えて平等な社会を!」は、このようにして 6人の女子学生の教育面でのサポートをスタートしました。彼女たちが今後このプロジェクトで学んだことを通じて、将来、コーヒーの分野でプロフェッショナルになり、平等な社会で活躍することを心から期待しています。そして、このプロジェクトがきっかけになり、女性たちが活躍する機会が当たり前に生まれてくるよりよい世界、平等な社会になっていくことを願っています。
現在、Do well by doing good. プロジェクトでは、シーズン3の投票が行われています。
皆さまも、ぜひ、投票にご参加ください!
これまでのプロジェクトレポート
Do well by doing good. プロジェクトシーズン1 (投票期間:2019年7月~2020年3月)では、「環境」をテーマにした「2万本の苗で森と生き物の命をまもろう!」が皆さまの投票によって選ばれ、2020年7月25日にコートジボワール共和国にて、カカオの品質向上と収穫の増加につながるシェードツリー(日陰樹)の苗木の植樹が行われました。これは、森の再生や生物多様性への取り組みにもつながっていくプロジェクトです。
シーズン1のプロジェクトレポートはこちらからご覧いただけます。