週1回からはじめる新・食習慣 ヴェルヌ華子の「プラントベース」レシピ ⑦ キノコのストロガノフ
プラントベースとは、plant(植物)+base(土台)、つまり植物由来の食材を基本とした食生活のこと。ミラノ在住のヴェルヌ華子さんは、パリのレストランで出合った植物性のみの料理に衝撃を受けてプラントベースと栄養学を本格的に学び、その素晴らしさを広めることをライフワークにしています。そんなヴェルヌさんから、野菜や果物、穀物、ナッツなどの種子類、海藻類、キノコ類などをつかった旬のレシピをお届けします。まずは週に一食からはじめて、ゆくゆくは日々の食卓に取り入れてみて!
プラントベースレシピその7【キノコのストロガノフ】
まだまだ寒い時期が続きます。そこで、暖かく満足感があるものが食べたい日にぴったりの、食べ応えのある一品をご紹介。「野菜だけ」というとあっさりした味のイメージを持っている方も多いと思いますが、実は、キノコやタマネギ、ニンニク、味噌などの旨みたっぷりの食材と、アーモンドバターなどナッツ類の脂質をうまく活用することで、濃厚で満足感のあるメインの一品を仕上げることができるんですよ。ぜひお試しください!
■材料(3〜4人分)
キノコ(エリンギ、マッシュルーム、シメジなど数種類をミックス)……500g
タマネギ……120g
ジャガイモ……150g
ニンニク……2片
オリーブオイル……大さじ2
赤ワイン……大さじ2
ローリエ……1枚
塩、こしょう……各少々
アーモンドバター(または無糖タイプのピーナッツバター)……大さじ1.5
しょうゆ……大さじ1
白味噌……大さじ1
豆乳……200ml
【バターライス】
ヴィーガンバター(またはココナッツオイル)……10g
オリーブオイル……大さじ1
ニンニク(みじん切り)……1.5片
米(乾いた状態)……3合
塩……小さじ1/2
■つくり方
1.キノコとタマネギは薄切りに、ニンニクはみじん切りにする。ジャガイモは皮をむき、イチョウ切りにする。
2.厚手の鍋にオリーブオイルを熱し、ニンニク、タマネギ、ローリエ、塩ひとつまみを加えて中火で炒める。しんなりして透明感が出たら、ジャガイモと塩ひとつまみを加える。続いてキノコを入れて炒め、全体に火が入ったところで赤ワインを加える。
3.2の鍋にアーモンドバター、しょうゆ、白味噌、豆乳を加え、ふたをして焦げないようにときどきかき混ぜながら弱火で15分ほど煮込む。塩こしょうで味をととのえ、火を止める。
4.バターライスを用意する。大きめのフライパンにヴィーガンバターとオリーブオイルを熱し、ニンニクを加えて香りを出す。米を加え、透明感が出てくるまで炒める。
5.4.を炊飯器または土鍋に入れて分量の水を加えて浸水させ、通常どおりに炊く。
6.バターライスが炊きあがったら、3.を温めてお皿に盛ったら完成!
◆ヴェルヌ華子
プラントベース ウェルネス コーチ、プラントベースを軸としたライフスタイルの習慣化を叶える12週間のウェルネス・プログラム「Plantful Journey Program」主宰(https://www.plantful-journey.com/)。現在、フランス人の夫と2人の子どもとともにイタリア・ミラノ在住。十数年間、ラグジュアリーブランドのパリ本社ファッション本部でマーチャンダイジングに携わったのち、プラントベースの食生活を築くサポートをするプログラムを立ち上げる。また、パリやミラノでケータリングやポップアップディナーなどを開催。2023年夏、パリ・コルドンブルー調理学校のPlant-based Culinary Artsディプロマコースで、日本人として初めて学ぶ(Instagramはコチラ)。