フードロス対策から、ごみ削減まで!著名人に学ぶ「暮らしのSDGsアクション」
気候変動を止めるためにできることは無限にあるはず。そこで著名人のみなさんに聞いた、“地球を守る暮らしのアクション”をご紹介します。今回は、モデルや作家、ダンサーなど、7名に伺いました。
佐藤晴美さんのアクション
・もし食材が余ったら、必ず冷凍保存してつかい切る努力をする。
・キッチンやバスまわりのスポンジは、へちま素材のものを使う。環境にやさしいだけでなく汚れもよく落ちる!
・つかい捨てラップの使用ゼロを目指して、みつろうラップを友だちと手づくり。
・有機JASなどの認証マークを目印に、環境に配慮したものづくりをしているメーカーのものを積極的に選ぶ。
PROFILE
佐藤晴美
モデル・俳優。1995年生まれ。2021年よりソロアーティストとして活動をスタート。173cmの長身を活かしモデルとして活躍するだけでなく、俳優としてドラマや映画にも出演。幼少から磨き上げたパフォーマンスが光る、ダンサーとしての顔も持つ。
ひがしちかさんのアクション
・興味のあるモノゴトを掘り下げる。ロジャー・マクドナルドさんの本や講義はとても参考になる。
・自分の仕事のセクターでできることを考えて実行する。
・アトリエを温室にして、太陽熱で室内の気温をコントロールできるように改装中。
PROFILE
ひがしちか
作家。2022年夏まで傘屋「Coci la elle」を主宰。現在は絵描きとして、装画、パッケージ、テキスタイル、ロゴなど幅広く手掛ける。独特の色彩とコラージュなどの手法で描いた絵を、日常の物へと変化させる。3児の母。住まいとアトリエは標高1180mの八ヶ岳の山麓にある。
松田未来さんのアクション
・食材は、なるべくその日食べる分のみを買う。フードロス防止になるし、手持ちのバッグに収まることが多い。
・一日のほとんどを自然光のもとで過ごす。日の出とともに起き、夜は照明を落として早めに就寝。
・以前に比べ、お肉を食べる回数が自然と減った。とはいえお肉は大好きなので、ストイックになりすぎず、食べたいときはご褒美としてありがたくいただく。
PROFILE
松田未来
ヘアメイクアップアーティスト・「rihka」ディレクター。ヘアメイクとしてファッション誌や広告などで活躍する傍ら、2020年コスメブランド「rihka」を立ち上げる。同年、著書『私が私らしく生きる美学』(双葉社刊)を上梓。愛猫はマドレーヌ。好きなものはワインと旅。
田中せりさんのアクション
・古着を買い、破損したらお直しをして長く愛用する。
・スーパーでは、賞味期限が迫っているものから選ぶ。
・CO2削減目標を高く掲げている政党に投票する。
PROFILE
田中せり
グラフィックデザイナー。企業のロゴデザインをはじめ、パッケージやポスターなどのデザインに携わる。主な仕事に、日本酒仙禽、本屋青旗のロゴ、森美術館「アナザーエナジー展」の宣伝美術など。また実験的な印刷技術を使った作品の発表やZINEの制作、展示なども行う。
飯島望未さんのアクション
・つかわなくなった家具、電化製品、服などはアジアの子どもたちへ支援を行う「エコトレーディング」に寄付。
・着古したレオタードは雑巾にして再利用。
・トレーニングや買い物など、日々の移動はほとんど自転車で。
PROFILE
飯島望未
バレエダンサー。ヒューストン・バレエ団研修生として、当時最年少の16歳で入団。2019年同団プリンシパルに昇格。米ダンスマガジンの「25人のいま観るべきダンサー」に選出。2021年に帰国後は、Kバレエ カンパニーにプリンシパル・ソリストとして入団。翌年プリンシパルに昇格。
堀越啓仁さんのアクション
・自然環境や動物保護について、ふだんから3人の娘たちにもわかるよう話をする。
・環境問題をテーマにした絵本を自宅の本棚に置く。
・チラシ、段ボール、紙パックなど、自宅で出る雑がみは細かく分別。再生紙として蘇るよう家族全員で取り組む。
PROFILE
堀越啓仁
社会活動家。大正大学人間学部仏教学科卒業後、東京福祉専門学校を経て作業療法士資格を取得。12年間、主に脳卒中分野のリハビリに従事。2017年衆議院選挙に北関東比例単独で出馬し当選。現在は「政治をもっとカジュアルに!」の想いを掲げ、全国で講演活動を行っている。
CHICO SHIGETAさんのアクション
・輸送におけるCO2排出量を抑えるために、なるべくその土地で生産されたものを食べる。
・台所、お風呂場などの掃除用品やシャンプーなどの洗浄剤は、生分解性の高いオーガニックなものを使う。
・高断熱かつ風通しのいい家に住む。猛暑時期以外は空調機をつかわなくてすむから。
PROFILE
CHICO SHIGETA
「SHIGETA PARIS」主宰、ホリスティックビューティーコンサルタント。美しい肌と体を育むためには心身のバランスこそが不可欠と考え、独自のビューティーメソッドを探求。パーソナルコーチとして、また化粧品や美容機器会社のコンサルおよびブランドスポークスマンとしても活躍中。
●情報は、『FRaU SDGs MOOK 話そう、気候危機のこと。』発売時点のものです(2022年10月)。
Illustration:Umao Text & Edit:Nana Omori
Composition:林愛子