週1回からはじめる新・食習慣ヴェルヌ華子の「プラントベース」レシピ㉑ カブのエチュべ
プラントベースとは、plant(植物)+base(土台)、つまり植物由来の食材を基本とした食生活のこと。ミラノ在住のヴェルヌ華子さんは、パリのレストランで出合った植物性のみの料理に衝撃を受けてプラントベースと栄養学を本格的に学び、その素晴らしさを広めることをライフワークにしています。そんなヴェルヌさんから、野菜や果物、穀物、ナッツなどの種子類、海藻類、キノコ類などをつかった旬のレシピをお届けします。まずは週に一食からはじめて、ゆくゆくは日々の食卓に取り入れてみて!
プラントベースレシピその21【カブのエチュべ】
スペイン・バルセロナ発祥の料理「パタタスブラバス」のレシピです。パタタプラバスとは、カブを白ワインとセージで風味づけしたエチュべ(蒸し煮)のこと。丁寧に加熱してカブの甘みを引き出し、塩麹でコクと奥行きのある味わいに仕上げました。カブがほんのり透明になり、おいしそうな照りが出てきら食べごろの合図。ツヤツヤに仕上がったカブの、みずみずしい味わいを楽しんで。
◆カブのエチュべ◆

【材料(2〜3人分)】
カブ……3個
セージ……4枚
白ワインビネガー…… 1/2カップ
オリーブオイル……大さじ1
塩麹……大さじ1〜2
こしょう……適量
【つくり方】
1.カブは皮をむき、6等分のくし切りにする。切り口の角(下写真の点線部分)を包丁でそぎ落として面取りをする。

2.フライパンにオリーブオイルを熱してカブを並べる。表面に軽く焼き目がつくまで、中火で焼く。

3.カブのすべての面に焼き色がついたら、白ワイン、セージ、塩麹を加え、ふたをして蒸し煮する。ときどき蓋を開けて軽くかき混ぜながら、弱中火で15分ほどじっくり加熱する。

4.カブに透明感と照りが出て、中まで柔らかくなったら火から下ろす。皿に盛りつけ、好みでこしょうをかけ、セージを飾ったら完成!
◆ヴェルヌ華子
プラントベース ウェルネス コーチ、プラントベースを軸としたライフスタイルの習慣化を叶える12週間のウェルネス・プログラム「Plantful Journey Program」主宰(https://www.plantful-journey.com/)。現在、フランス人の夫と2人の子どもとともにイタリア・ミラノ在住。十数年間、ラグジュアリーブランドのパリ本社ファッション本部でマーチャンダイジングに携わったのち、プラントベースの食生活を築くサポートをするプログラムを立ち上げる。また、パリやミラノでケータリングやポップアップディナーなどを開催。2023年夏、パリ・コルドンブルー調理学校のPlant-based Culinary Artsディプロマコースで、日本人として初めて学ぶ(Instagramはコチラ)。