週1回からはじめる新・食習慣 ヴェルヌ華子の「プラントベース」レシピ⑱ ココナッツトリュフ
プラントベースとは、plant(植物)+base(土台)、つまり植物由来の食材を基本とした食生活のこと。ミラノ在住のヴェルヌ華子さんは、パリのレストランで出合った植物性のみの料理に衝撃を受けてプラントベースと栄養学を本格的に学び、その素晴らしさを広めることをライフワークにしています。そんなヴェルヌさんから、野菜や果物、穀物、ナッツなどの種子類、海藻類、キノコ類などをつかった旬のレシピをお届けします。まずは週に一食からはじめて、ゆくゆくは日々の食卓に取り入れてみて!
プラントベースレシピその18【ココナッツトリュフ】
ココナッツと白米でつくる、チョコレートをつかわないトリュフのレシピです。砂糖の使用量を極力抑え、ココナッツと白米がもつ自然の甘みが引き立つように仕上げました。 ココナッツと白米を丁寧に加熱して水分を飛ばし、形成しやすい粘度にしてからよく冷やすのがおいしくつくるポイントです。オレンジゼストとカルダモンのさわやかな香りは、ココナッツと相性抜群! さまざまな香りを楽しみながら味わってください。
◆ココナッツトリュフ◆

【材料(24個分)】
水……350cc
ココナッツファイン(ココナッツフレーク)……125g
白米……50g
きび砂糖……25g
カルダモンパウダー……0.5g
グレープシードオイル(またはココナッツオイル)……15g
オレンジの皮(すりおろす)……1/2個分
ココナッツファイン……適量
【つくり方】

1.水とココナッツファイン、きび砂糖を高速ミキサーやブレンダーでかくはんし、トロッとしたペースト状にする。

2.フライパンを中火にかけて、白米とカルダモンパウダーを空炒りする。

3.白米からパチパチと音がしてカルダモンの香りが立ってきたら、1. のココナッツファインのペーストを加える。焦げないようにかき混ぜながら20〜30分弱火で水分を飛ばし、粘度の高いペーストになるまで加熱する。
4.3.にグレープシードオイルを加える。高速ミキサーやブレンダーで、米の食感がなくなり、滑らかな口当たりになるまでかくはんする。

5.バットにかくはんしたペーストを平たくならし、冷蔵庫(急ぐ場合は冷凍庫でも)に入れてしっかり冷やす。

6.冷えたらボウルに移し、オレンジの皮のゼストを加えて全体をよく混ぜる。

7.6.を15gずつ丸めてボール状にする。最後にココナッツファインをまぶしたら完成!
※白米は洗わず、乾いているものをつかうこと。
※熱いうちに加えると香りが飛んでしまうため、オレンジの皮のゼストはペーストが冷えてから加える。
◆ヴェルヌ華子
プラントベース ウェルネス コーチ、プラントベースを軸としたライフスタイルの習慣化を叶える12週間のウェルネス・プログラム「Plantful Journey Program」主宰(https://www.plantful-journey.com/)。現在、フランス人の夫と2人の子どもとともにイタリア・ミラノ在住。十数年間、ラグジュアリーブランドのパリ本社ファッション本部でマーチャンダイジングに携わったのち、プラントベースの食生活を築くサポートをするプログラムを立ち上げる。また、パリやミラノでケータリングやポップアップディナーなどを開催。2023年夏、パリ・コルドンブルー調理学校のPlant-based Culinary Artsディプロマコースで、日本人として初めて学ぶ(Instagramはコチラ)。