週1回からはじめる新・食習慣 ヴェルヌ華子の「プラントベース」レシピ ⑭ナスのポルペッテ
プラントベースとは、plant(植物)+base(土台)、つまり植物由来の食材を基本とした食生活のこと。ミラノ在住のヴェルヌ華子さんは、パリのレストランで出合った植物性のみの料理に衝撃を受けてプラントベースと栄養学を本格的に学び、その素晴らしさを広めることをライフワークにしています。そんなヴェルヌさんから、野菜や果物、穀物、ナッツなどの種子類、海藻類、キノコ類などをつかった旬のレシピをお届けします。まずは週に一食からはじめて、ゆくゆくは日々の食卓に取り入れてみて!
プラントベースレシピその14【ナスのポルペッテ】
「ポルペッテ」はイタリア語でミートボールのこと。今回は、ナスをたっぷりとつかったプラントベースのポルペッテをご紹介します。味噌で下味をつけた豆腐とナス、オートミールでタネをつくっているため、食物繊維が豊富! 食べごたえもバッチリのメイン料理が完成します。焼いている間にトマトソースを用意して、たっぷりつけて食べましょう。
【材料(15個分)】
なす……5本(500g)
オートミール……100g
ニンニク……2片
バジル……10枚
塩……小さじ1
オリーブオイル……適量
【フェタ風味噌漬け豆腐】
木綿豆腐……50g
味噌……適量(豆腐を覆える量)
【トマトソース】
トマト……2個(200g)
トマト缶……1缶(400g)
タマネギ……1個(140g)
ニンニク……2片
オリーブオイル……適量
塩、こしょう……各少々
バジル……ひとつかみ
【つくり方】
下準備:味噌漬け豆腐をつくる。木綿豆腐は1cmほどの厚さにスライスして、キッチンペーパで包む。軽く重しをして、30分ほど水切りする。豆腐を覆うように味噌を塗り、タッパーなどに入れた状態で、3日間ほど冷蔵庫で寝かせる。
1.ナスを5mm角ほどのさいの目に切り、塩小さじ1を加えて全体になじませる。10分以上休ませて水分が出てきたら、蒸し器でナスが柔らかくなるまで10分ほど加熱する(電子レンジで約6分、ふんわりとラップをして加熱してもOK。
2.ニンニクをみじん切りにし、バジルは細かく刻む。1.のナスをボウルに入れ、ニンニク、バジル、オートミール、味噌をぬぐった味噌漬け豆腐を加え、全体がしっかりとひとつのタネにまとまるまで混ぜる。
3.オーブンを180℃に予熱する。天板にオーブンシートを敷き、タネを平たい円形に形成して並べ、表面に刷毛などでオリーブオイルを塗る。180℃に熱したオーブンで25〜30分間焼く。
4.トマトソースをつくる。ニンニクはみじん切り、タマネギは薄切り、トマトはざく切りにする。
5.厚手の鍋にオリーブオイルを熱し、ニンニクとタマネギ、塩をひとつまみ入れて炒める。タマネギがしんなりしたらトマトとトマト缶を加え、弱火でじっくりと煮詰める。半分ほどの量になるまで煮詰まったら塩胡椒で味をととのえ、火を止めてからバジルを加える。
6.焼き上がったナスのポルペッテの粗熱を取り、トマトソースと一緒に皿に盛り付けたら、完成!
◆ヴェルヌ華子
プラントベース ウェルネス コーチ、プラントベースを軸としたライフスタイルの習慣化を叶える12週間のウェルネス・プログラム「Plantful Journey Program」主宰(https://www.plantful-journey.com/)。現在、フランス人の夫と2人の子どもとともにイタリア・ミラノ在住。十数年間、ラグジュアリーブランドのパリ本社ファッション本部でマーチャンダイジングに携わったのち、プラントベースの食生活を築くサポートをするプログラムを立ち上げる。また、パリやミラノでケータリングやポップアップディナーなどを開催。2023年夏、パリ・コルドンブルー調理学校のPlant-based Culinary Artsディプロマコースで、日本人として初めて学ぶ(Instagramはコチラ)。
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