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繊細で味わい深い「ひょうご小麦」で地域創生を! 増田製粉所の挑戦【PR】
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繊細で味わい深い「ひょうご小麦」で地域創生を! 増田製粉所の挑戦【PR】

1907年に「宝笠ブランド」の小麦粉を発売以来、117年間にわたって日本のスイーツの発展をサポートしてきた増田製粉所。創業の地・神戸で製粉事業を続け、地元で栽培された小麦でつくった小麦粉も提供しています。地産地消が見直されるなか、同社と地域の取り組みを、営業部兼技術部の木曽林直樹さんに伺いました。

兵庫では生産の難しいパン用小麦にチャレンジ!

増田製粉所が「兵庫県産小麦粉シリーズ」に取り組み始めたのは、いまから約20年前のこと。兵庫県パン協同組合からの、「子どもたちに学校給食の場で、兵庫の小麦をつかったパンを届けたい」という要望を受けてのことだった。

「兵庫県は『三県(兵庫、岡山、香川)麦』と呼ばれる、日本でも評価の高い小麦生産地のひとつではありました。ただし栽培されていたのは、薄力小麦粉用の『シロガネコムギ』がほとんど。小麦粉は、お菓子や天ぷら、たこ焼きなどにつかわれる薄力粉、うどん用の中力粉、パン用の強力粉の3種類があります。これらの違いは製粉法によるものではなく、そもそも小麦の品種が違うのです。グルテンの強さが特徴の強力粉用の小麦は、本来薄力粉用よりも長期間、畑で栽培しなければなりません。兵庫での収穫期は6月。梅雨の時期でもありますが、万が一収穫前に雨で濡れてしまうと、品質の低下につながるリスクもあるのです」(木曽林さん、以下同)

そこで増田製粉所では、生産農家やJAの担当者とともに、土壌の水はけの改善や追肥をおこなうなど小麦を早く成長させる方法を検証しながら、生産をスタートさせていった。さらに収穫された小麦を加工しては、品質情報などを生産者にフィードバック。これを毎年繰り返して、ようやく品質の高い強力粉用小麦がつくれるようになったという。

プロジェクト始動から約10年後の2013年、薄力粉、中力粉、強力粉3種類の『兵庫県小麦粉シリーズ』(以下、ひょうご小麦)が誕生。苦労を重ねたパン用の強力粉は、ふんわりソフトで香りのよいパンが焼きあがると評判だ。

「長い年月量産されていて汎用性がきく外国産の小麦とは違って、加工が難しい側面はあります。その分パン職人たちのモチベーションを刺激するようで、『ひょうご産小麦はおもしろい』と喜んでくれる方々が多いんですよ」

「生産者を訪問する際は、ひょうご小麦を二次加工したパンやお菓子をお持ちします。毎回大変喜んでいただき、取り組みへのやりがいを感じます」(木曽林さん)

「小麦粉の製造をとおし、人々の健康・安全・安心・豊かな食生活に貢献する」という経営理念を掲げる増田製粉所。ひょうご小麦を販売した年には、兵庫県認証食品制度における「ひょうご推奨ブランド」にも選ばれた。同社製品の品質に個性や特徴があり、法令を遵守し、生産管理体制等の整備が図られていることが評価されたのだ。

「毎年秋には兵庫県認証食品フェスティバルに出展し、ひょうご小麦のPRをおこなっています。ひょうご小麦の開発のキッカケとなった学校給食では、兵庫県下の小学校給食パンに兵庫県産小麦粉『北野坂』を毎年供給。ひょうご小麦の地産地消に向けて食育を実施し、認知拡大につながる取り組みをおこなっています」

小麦畑に一般消費者を招待するイベントを随時実施。麦踏み体験やトラクターの乗車体験は子どもたちに大人気! 生産者もみな笑顔になるという

兵庫県のさまざまなイベントに出展、協賛。地元のベーカリー、パティスリーやJAと手を組み、県民に地元食材をPRをしている。ひょうご小麦シリーズには薄力粉『宝笠異人館』、ソフトで適度なモチ感のあるうどんがつくれる中力粉『麺司』、ソフトで口どけのよいパンができる強力粉『北野坂』の3種類がある

ひょうご小麦の認知拡大は、農業の課題解決にもつながる

同社がひょうご小麦の認知拡大に力を注ぐ理由のひとつに、生産者が抱える後継者問題がある。

「近年、若者の新規就農者が増えているイメージはありますが、そのほとんどが野菜。年に一度しか収穫できない小麦や米農家は、なかなか増えないのが現状です。弊社では、これまで20年以上ともに歩んできた生産者の皆さまと、今後も一緒に取り組みを続けたいという強い想いをもっています。ですので、農家の後継者問題は、弊社の課題でもある。ひょうご小麦の素晴らしさをアピールすることで買い支えの輪を広げ、解決に導いていきたいと考えているのです」

ひょうご小麦の魅力を少しでも多くの人びとに伝え、需要をいままで以上に高める。そして新規就農者たちの心を動かすことが同社のミッションなのだ。全国にひょうご小麦の素晴らしさを伝えようと、ふるさと納税の返礼品としての提供もスタートさせた。

「生産量を増やすと同時に、品質を高める取り組みも、もちろん続けています。今後も農家とパン・菓子職人をつなぐ担い手として、架け橋を絶やさないよう普及活動を進めていきます。そして、消費者の皆さまにもひょうご小麦を知っていただき、『その小麦をつかったパンを食べたい』と思っていただくのが理想です。家庭内でパンやお菓子を焼く習慣が根づくと、さらにいいですよね!」

薄力粉『宝笠異人館』は、ふるさと納税の返礼品としても大評判。兵庫産小麦を増田製粉所の技術を駆使し、グルテン形成を抑えることで品質の高い小麦粉に仕上げた。天ぷらやスイーツづくりに最適だ

ふるさとチョイス特設ページ

https://www.furusato-tax.jp/product/detail/28100/5651653

宝笠印小麦粉ブランドサイト

https://takaragasa.jp/

text:萩原はるな

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