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塩野瑛久が故郷・相模原で探る「ロボットだから、できること」【前編】
塩野瑛久が故郷・相模原で探る「ロボットだから、できること」【前編】
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塩野瑛久が故郷・相模原で探る「ロボットだから、できること」【前編】

人間の困りごとを解消し、生活をサポートしてくれる未来の道具、ロボット。もともと工業都市だった神奈川県相模原市では、近年ロボット産業が盛んになっています。ものづくりの現場でも活用されている最新ロボット技術を知るために、青春時代を相模原市で過ごした俳優の塩野瑛久さんが、“ロボットのまち”を見学しました。

ロボット技術をつかって
ものづくりの現場を支援

日本が直面する課題、少子高齢化。出生率は90年代から低下しており、高齢者の割合が増加。結果、労働人口は減り続けている。今後の労働力不足を解消する手段のひとつとして注目されているのが、ロボットだ。

さがみはら産業創造センター。相模原市などの出資により2000年にオープンした、地域経済の発展に貢献するインキュベーションセンター。SICとも呼ばれる。相模原市緑区と中央区に施設があり、オフィススペースやラボを提供し、入居企業の成長支援を行っている。現在、100社以上が入居しており、ロボット関連の企業も多数

神奈川県では、2013年に国から「さがみロボット産業特区」の指定を受け、生活支援ロボットの実用化と普及に取り組んでいる。生活支援ロボットは、人間の日常生活をサポートするもの。その開発支援を県がおこなっているのだ。ロボット産業特区内にある相模原市は、主に工場内で人間に代わって作業をする産業用ロボットを企業へ導入することに力を入れている。2000年には、さがみはら産業創造センター(SIC)を設立。ロボット開発企業やその導入支援をする施設が入居している。俳優の塩野瑛久さんとともに、FRaUもロボット技術の現在を知るため、SICを見学させてもらった。

10代を相模原市で過ごしたという塩野さん。

「16歳まで相模原で生活していました。今でも仕事の合間には家族や友人に会いに実家に帰っています」

塩野さんは、最新技術やガジェットが大好きで感度がかなり高い。

「ロボット掃除機をつかったり、自宅のスマートホーム化を試みたりなど、便利な道具には興味があります。いま一番の関心事は、3Dプリンター。家まで建てられるほど進化しているというニュースを見て、いつか3Dプリントの家を見てみたいと思っています」

映画やドラマの撮影など多忙な日々を送る塩野さんだが、地元のロボット産業の見学を楽しみにしてくれていたようだ。

戦時中に相模陸軍造兵廠が開所、戦車や砲台などがつくられ、軍事都市として発展していった相模原。戦後、1955年に工場誘致条例が制定されると、多くの工場が相模原に集まってきた。機械の製造、金属加工などの高い技術力を誇っていたこの地域は現在、新しい技術を取り入れロボット産業の先進都市を目指している。

SICには、ヒト型ロボットのNEXTAGE、三菱電機のロボットRV-2FとRH-3Fの2台を搭載したシステムなど、製造業の手助けができるロボットが展示されている

SICの施設内にある「さがみはらロボット導入支援センター」では、製造業者向けに、効率的にものづくりを続けられるようロボット導入などの支援をしている。センターのドアを開けると迎えてくれたのは、カワダロボティクスが開発したヒト型のロボット「NEXTAGE」。目のように見えるカメラで画像を認識し、2本のアームを使って器用にものを組み立てる。「人間の形をしているロボットには親近感が湧きますね」と塩野さん。同センターには他にも、ものをつかんで運ぶロボットなどが展示されている。

センターを案内してくれたSIC事業創造部の片山寛之さんは、産業用ロボットが普及する利点をこう語る。

「これまで人間が行ってきた作業をロボットが担うことで、生産性の向上が見込まれています。重労働や危険を伴う作業も任せられるので、安全が確保できるなどメリットはたくさんあります」

技術力の向上により産業用ロボットの性能はますます進化し、複雑な作業ができるものが登場しているという。

「“ものをつかむ”というのは、実はロボットにとっては困難な技術でした。最近はケーキなどのやわらかいものも潰さずつかめるようになり、さまざまな作業に応用できるレベルになっています」

▼後編につづく

PROFILE

塩野瑛久 しおの・あきひさ
1995年東京都生まれ、神奈川県相模原市育ち。劇団EXILEのメンバー。2011年「第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で審査員特別賞、AOKI賞をダブル受賞。映画『HiGH&LOW THE WORST』シリーズ、ドラマ『来世ではちゃんとします』シリーズ(テレビ東京)などに出演。

●情報は、FRaU2023年1月号発売時点のものです。
Photo:Ryo Shimizu Styling:Takashi Yamamoto(style³) Hair & Make-Up:Akari Isono Text & Edit:Saki Miyahara
Composition:林愛子

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