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LEDライト、土地、ブラウス…あの人が最近買った「サステナブルな、いいもの」
LEDライト、土地、ブラウス…あの人が最近買った「サステナブルな、いいもの」
VOICE

LEDライト、土地、ブラウス…あの人が最近買った「サステナブルな、いいもの」

「買い物は投票だ」といいますが、何をどう選ぶのか、買い物の基準は人それぞれ。気になるあの人は、どんな視点で選択するのでしょうか。作家、ブック・コーディネーターなど3名に、「2022年、買ってよかったもの」を聞きました。

衝動買いはせず、
よく考えて納得してから買う

「Barebones Living」のビーコンライトLED

「あまり買い替えをしないので、後悔をせず大切にしたい」と、料理家の今井真実さん。つかいやすさ、ずっとつかえるデザイン、品質と値段のバランスを基準に買い物をするという今井さんが、最近買ってよかったのはBarebones Livingのアウトドア用LEDライト。

「ランタンは、とても明るく充電式なのが気に入っています。数年前までつかっていたものはホワイトガソリンやガスだったのですが、それと同様に明るくデザインもいい。キャンプにはなくてはならないアイテムです」

PROFILE

今井真実 いまい・まみ
「毎日のあたらしい家庭料理」を目標にレシピを製作。エッセイや商品開発などのジャンルで活動中。著書に『毎日のあたらしい料理 いつもの食材に「驚き」をひとさじ』(KADOKAWA)、『いい日だった、と眠れるように 私のための私のごはん』(左右社)。

リユース、リペア、
リサイクル!

長野県北佐久郡御代田町の土地

なるべくものを増やしたくないので、できるだけリユース。本だけは中古でも新品でも読み切れなくても、関心を持ったらなるべく買うという内沼晋太郎さんだが、最近買ったのは土地。

「賃貸派でしたが長野では物件が少なく、その一方で土地は安いので購入しました。最初は仕方なくという気持ちでしたが、いまは満足しています。コロナ以降、少量でも自分で食べ物をつくれるという自信をつけたいと思い、向かいの畑を借りて野菜も育てはじめました。いま最大の関心事は“土”」

PROFILE

内沼晋太郎 うちぬま・しんたろう
NUMABOOKS代表、ブック・コーディネーター。本屋B&B共同経営者。古本のリユースを行う、株式会社バリューブックス取締役。古本をアップサイクルした「本だったノート」や、B Lab™公認の日本語版書籍『B Corp ハンドブック』などを出版。

ものを通して、
より豊かな人間関係を築く

「ヘラルボニー」のブラウス

メディア出演が増えても、流行に合わせて服を買い替えるのが嫌で、制服のつもりでヘラルボニーにブラウスの製作を依頼した岸田奈美さん。

「創業者である松田兄弟が考える未来への共鳴と、障がいがあるからではなく生命力のあふれる素晴らしいアートをまといたかったのでお願いしました。いざというときに助けてもらうことが多い境遇だったからこそ、ものを買って終わりではないと思っています。誰かと話をしたり、出会えたりするきっかけになれるかを基準に買い物をします」

PROFILE

岸田奈美 きしだ・なみ
100文字で済むことを2000文字で伝える作家。著書に『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(小学館)、『もうあかんわ日記』(ライツ社)など。弟がダウン症、母が車いすユーザー、祖母が認知症のため、福祉や共生について考える。

●情報は、FRaU2023年1月号発売時点のものです。
Illustration:Takashi Nakamura Text & Edit:Chihiro Kurimoto
Composition:林愛子

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