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森星「ファッショナブルなSDGsを提案していきたい!」
森星「ファッショナブルなSDGsを提案していきたい!」
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森星「ファッショナブルなSDGsを提案していきたい!」

地球を取り巻く状況は変化を遂げ、私たちの生活も変わることを余儀なくされました。未来に対して確固たる答えもゴールも見えていない状況ですが、手探りでも前へ進むことが欠かせません。今回は、モデルの森星さんに、どんなことを思い、どんなアクションを起こしているのか伺いました。

自然の循環には
人間だって役立てる

ジャケット、ハット、ネックレス上、下(ニュージアン/エムエイティティ)info@the-matt.com セットアップ (スクホーム/シティシェド) ハイネックトップ(エコーズ ラッタ/グレープヴァイン バイ ケイスリー) スニーカー(ナイキ スポーツウェア)

自身がディレクターを務めたという、オーストラリア発のホームウェアブランド「SUKU」のエクスクルーシブライン、SUKU×HIKARIのセットアップで登場してくれたモデルの森星さん。

「日本の伝統色である苔色(KOKE)、素色(SHIRO)、小豆色(AZUKI)の3色で、素材は成長が早く循環型資源としても注目されているバンブーレーヨン。日本の絞り染めのようなデザインなので、若い人も年配の方も男女も関係なく着られるデザインなのがお気に入り」

今回、循環について聞いてみると、その原点はお母さんだという。

「自宅の屋上で循環する仕組みを母がつくっていて。育てている烏骨鶏の卵で目玉焼きを焼いたり、野菜や果物を育てて、出た生ごみはコンポストに入れたり、野菜のヘタは細かく切って烏骨鶏にあげたり。どうやって育てられたか、わかっているものを食べる。その循環が心地よいんです」

地球にいいこと、誰かのためにいいことを選択しようとするときも、根源にあるのは自分がハッピーであること。そして、ハッピーとともにまわりの人に伝えてはいくが、それを選択しない権利も尊重する。

「自分の中の当たり前が必ずしも人と同じではなくて、そのズレで怒りとか負のエネルギーが生まれたりすることもあるでしょう。世の中はいろいろなレイヤーで成り立っていて、いまは世の中が変化しようとするタイミングだと思います。行動を起こす火種になる正義感や情熱も、パワーが強すぎると負のエネルギーや争いになってしまうことがあるから、立場の違う人を尊重することも忘れないようにしたい」

2020年3月にはYouTubeチャンネルも開設した。なかには、八ヶ岳に住むパーマカルチャーデザイナーの四井真治さんのもとを訪れた動画も。自然と人間との循環を感じているという。

「自然染めや、作物の育て方を学びながら、ヴィレッジをつくりたいと思っているんです。いま、四井さんと一緒に場所を探していて、人間に放置された場所って、陰の要素が強いのがわかる。木が生い茂りすぎて陽が当たらなくなって、池は苔だらけで。自然の力だけでも循環するけれど、それには膨大な時間がかかる。太陽の光が入ることで殺菌されて、土も豊かになって作物が育つ、そんな循環の促進には木を切れる人間が重要なんです」

話しながら、「一日も早く実現したくてウキウキワクワクしているんです!」と目を輝かせる森さん。2020年1月に開催された「ISETAN SALONE SDGs」では、友人の田上彩さんとともに訪れた農家やつくり手の食材を用いた、サステナブルフードトラック「edain」も出店した。

「キッチンカーをレンタルしたら、レンタル料が結構かかるんです。その分を補わなきゃいけないから、宣伝してたくさんの人に来ていただいたんですけど、自分たちの技術も経験も足りなくて焦っちゃって。その結果、予想より多くのムダが出てしまったんです。終わった後に『思っているのとやってみるのとではやっぱり違う。そう簡単にはいかないね』って考え込んでしまって(笑)。でも、『私たちが大きく変えられなくても、この想いはつながっていくよね』って結論になりました。想いがつながった先で、すごいアイデアを生み出す人がいるかもしれないし、ムーブメントのキッカケになるかもしれない。それならやる意味あるじゃんって」

このときの反省を生かし、今後は自分たちでキッチンカーをつくって、サステナブルフードの店を出店しようとしている。

「BDF(食用廃油)で動くソーラーパネルつきの車なんです。もともとキャンピングカーだったから、少し改造するだけで大丈夫そう。このキッチンカーで出店して、試行錯誤しながら経験を重ねていきたいです。容器とかはコンポストで地球に還る素材をつかうんですけど、難しいのが、燃えるごみで出すと、ただのごみになっちゃうこと。だから土に持っていかなきゃいけない。やっぱりヴィレッジで大きなコンポストがあるといいな」

今後は、SDGsをファッショナブルなものにしていきたいと意気込む。

「ヴィレッジができたら、実用とオシャレを兼ね備えた温室をつくって、作物を育てる。これが実現すれば、楽しくてオシャレで循環するライフスタイルを、生き方の選択肢のひとつとして提案できるんじゃないかなって。そのときは、また取材に来てくださいね!」

PROFILE

森星 もり・ひかり
モデル。雑誌やCM、ファッションショーなどで活躍。国際NGOプラン・インターナショナルの、過酷な環境で暮らす途上国の女の子への支援を訴える「Because I am a Girl」エンジェルを2015年より務めている。2020年3月、オフィシャルYouTubeチャンネル「Hikari Mori」をスタート。

●情報は、FRaU2021年1月号発売時点のものです。
Photo:Ayumi Yamamoto Styling:Shino Suganuma Hair:Jun Goto(ota office) Make-Up:Mariko Shimada Text & Edit:Chihiro Kurimoto
Composition:林愛子

Official SNS

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