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高橋メアリージュンさんが「フードロス削減のために行動を起こす」と決めた理由
高橋メアリージュンさんが「フードロス削減のために行動を起こす」と決めた理由
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高橋メアリージュンさんが「フードロス削減のために行動を起こす」と決めた理由

気になる人のサステナビリティに対する考えや思いについて紹介するCover Interview。サイトリニューアルのトップランナーとして登場いただくのは、女優の高橋メアリージュンさんです。高橋メアリージュンさんは、4月より放送中の日曜劇場『マイファミリー』(TBS系夜9時~)で、二宮和也さんが演じる主人公・鳴沢温人の仕事のパートナーであり、ともに「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」を経営する立脇香菜子を熱演中。プライベートではボランティアでフードロス削減のための活動を起こしたり、フィリピンで台風があったときはいち早く寄付を募るなど、まさに「行動を起こす人」だといえます。

そんなメアリージュンさんの行動の源泉は何なのか。2回にわたってお届けします。

“愛”をベースに動く女性、立脇香菜子を演じています

私は現在、日曜劇場『マイファミリー』で、二宮和也さん演じるゲーム会社社長・鳴沢温人のビジネスパートナー・立脇香菜子役を演じています。先が読めないストーリー展開が魅力のドラマだけに、観ている方は「いったい誰がいい人で誰が悪い人なの!?」と毎回ハラハラドキドキしているのではないでしょうか。私は温人の娘の誘拐事件が解決するドラマの第3話が終わった時点で、「ごめん、あなたが犯人じゃないかと疑ってた」とまわりの人たちから謝られました(笑)。

©TBS『マイファミリー』3話

香菜子は温人とともに会社を興し成功させた、有能でバイタリティーあふれる女性です。そして何より“愛”をベースに動いている人。温人とは仕事上のパートナーという関係ですが、姉さん女房のような懐の深さも持ち合わせています。

厳しさはあっても冷静で、絶対に温人の敵にはならず味方として寄り添う。冒頭の1~2話で温人に対して強い言い方をするシーンも、根底には愛情があることを頭に置いて演じていました。観た人から、「こんな妻が、母がいたらいいな」と思ってもらえたらと、そんなことも少し意識していました。感情的にならず、常に寄り添って愛情をもって相手に接し、かといって甘やかすのではなく、間違えているときはきちんと伝える。私もこんな人になりたいとも感じる人です。

最近は温人や香菜子のように、若くして起業する人がたくさんいます。以前、私より年下で会社を経営している方とお話ししたことがありますが、ときに苦労しつつもイキイキと活動されていて、すごくまぶしく感じました。私はいま34歳ですけれど、芸能の仕事をしていなかったら若いときに起業していたかも、と思うこともあります。いま、もしもやるなら……オーガニックや健康や美容に関わる何かをやってみたいですね。

メアリージュンさん演じる立脇香菜子は若くしてビジネスパートナーとともに起業し、成功させている ©TBS『マイファミリー』1話より

フードロス削減を目的としたボランティア活動

起業しなくても、「行動」することはできます。私は2020年から、ライフワークでフードロスの問題に取り組んできました。そもそも私がフードロスについて詳しく知るようになったのは、2020年の秋に見学したサステナブルなファッションショーがきっかけです。新宿御苑のプラタナス並木をランウェイとして使い、周囲には熊本のフードロス食材を活用したマルシェが並ぶという、とてもユニークなイベントでした。

新宿御苑でサステナブルなファッションショーと規格外野菜のマルシェが開催されたイベント 写真提供/高橋メアリージュン

その頃の私は、フードロスに関して詳しい知識を持っていませんでした。当日は「この野菜って、なんで規格外なんですか?」「これが捨てられちゃうんですか?」とマルシェのスタッフに質問し、気づけばマルシェ台の前にずっと居座っていました。そして「私のように規格外食材について知らない人は他にもいるはず。多くの人がこの現状を知ったら何かが変わるのでは?」と、現地で撮った野菜の写真をインスタグラムに投稿したところ、思った以上の反響をいただいて。それを機にスタッフの方を紹介してもらい、私もフードロス削減のための活動を始めることになりました。

マルシェで野菜を置く台も作製! 写真提供/高橋メアリージュン

私自身は野菜や果物に傷があったり、形がいびつだったりしても、ぜんぜん気にならないたちです。もっと普通にスーパーで売ってもいいのにと思いますが、そこがまた難しいらしく、一般的な店ではなかなか受け入れてもらえないそうです。

サイズが異なると規格外となってしまうなんて…… 写真提供/高橋メアリージュン

できるかどうかは、やってみなければわからない!

私がフードロスをはじめとした環境問題に深く興味を持つようになったのは、2019年に旅行でスペインを訪れたのがきっかけです。あるとき、現地で友だちになった人たちと海を見に行くと、美しい浜辺に小さなゴミが落ちていました。すると、それに気づいた彼らが口々に「わあ、ゴミが捨てられているよ、恥ずかしい!」「日本人はこんなことしないよね?」と言い始めて。彼らは皆、日本のカルチャーが大好きで、日本に強いあこがれを持っている人たちでした。

私は「日本の海のほうが汚れているのに……。このままでは皆が日本に来たときに幻滅されてしまう。もっとしっかりしなきゃ!」と、何も考えずにいた自分を恥ずかしく思いました。それからです、日本にあこがれている彼らのような人たちをがっかりさせてはいけない、海や山や街を、もっとキレイにしたいと考えるようになったのは。フードロスのライフワークをはじめるきっかけのファッションショーも、環境問題に取り組みたいと話していたなかで知人から招待してもらったイベントでした。

初めてのスペイン旅行 写真提供/高橋メアリージュン

ライフワークは仕事のスケジュールを見ながら行っているので、ドラマ撮影が入っているときは時間の配分が難しくなります。自分でも大変になることはわかっているのに、「とにかくやってみよう。できるかどうかは、やってみないとわからない!」と思ってしまうんですね。何ごとも面白がるクセがあるといいますか、「わー、めっちゃ忙しい、ウケる!」と楽しくなってしまうんです。林修先生ではないですが、「いまやらなかったらいつやるの?」という気持ちもあります。

昨年10月と今年の3月には、フードロス削減プロジェクトのアップサイクル(※)マルシェ「Under The Tree」のイベントを開催。「リーダー」と呼ばれながらゼロから準備に関わり、当日は現地で野菜や果物の販売や説明を行いました。そして昨年の2月からは、食をもっと深く知るために農業の勉強もしています。

2021年10月、新宿御苑で開催されたフードロスマルシェに、『CanCam』時代からの仲よしの近藤しづかさんとともに参加 撮影/杉山和行

大切なのは、知ること、そして行動に移すこと。これからもSNSでの発信をはじめ、私にできる範囲で、皆さんに現状を知っていただくための活動を続けていきたいと思っています。

TEXT/上田恵子

※アップサイクル 従来のリユース/リサイクルとは違い、使わなくなった物を再利用するだけでなく、アイデアで新しい物につくり替え、価値を高める=アップさせること。

撮影/杉山和行

高橋メアリージュン(たかはし・めありーじゅん)
1987年11月8日生まれ。滋賀県出身。「横浜・湘南オーディション」でグランプリを獲得し、芸能界デビュー。2006年3月からファッション誌『CanCam』の専属モデルを務める。2012年、NHK連続テレビ小説『純と愛』で女優デビュー。以降、映画、ドラマ、舞台などで活躍の幅を広げる。主な出演作品に映画『闇金ウシジマくん』『るろうに剣心』ドラマ『わたしの家政夫ナギサさん』『大豆田とわ子と三人の元夫』『アバランチ』『マイファミリー』など。著書に『わたしの「不幸」がひとつ欠けたとして』がある。現在、FRaUwebにて「優しさと生きる」連載中(https://gendai.ismedia.jp/list/author/maryjuntakahashi)。
インスタグラム https://www.instagram.com/maryjuntakahashi/

(c)TBS

日曜劇場『マイファミリー』(TBS系夜9時~) ゲーム界の新時代を切り開く男といわれている「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」のCEO鳴沢温人(二宮和也)は、湘南・鎌倉の戸建てに妻の未知留(多部未華子)と娘の友果(大島美優)と3人で暮らしていた。ところがある日、友果さんを誘拐したという1本の電話が……。その電話から始まった誘拐事件は、解決を見たかと思いきや新たな局面を迎える。捜査一課の葛城圭史(玉木宏)、温人のビジネスパートナー立脇香菜子(高橋メアリージュン)、大学時代の友人で元刑事の東堂樹生(濱田岳)、弁護士の三輪碧(賀来賢人)、ビジネス相手の阿久津晃(松本幸四郎)――いったい誰が黒幕なのか? そして鳴沢ファミリーの行く末は……。想像できない展開で見逃せないノンストップファミリーエンターテインメント。

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