カーボンニュートラルから人力車まで。17の目標と169のゴールを車3台とともに紹介
近年よく見聞きするようになったSDGs(エス・ディー・ジーズ)という言葉。SDGsとは「Sustainable Development Goals」(持続可能な開発目標)の略称で、2015年9月の国連サミットで採択されたものです。国連に加盟している193か国が2016年から2030年までの15年間に達成しようと掲げた目標で、17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットによって構成されています。
すでに開始から5年が経ち、SDGsを達成するために積極的に行動を起こしている人がいる一方、自分にとって身近なこととしてとらえにくい、具体的に何をすれば良いのかわからないという人が多いのも実情です。そんな、SDGsについて興味を持ち始めたばかりの人や、改めてSDGsについて学びたいと思っている人におすすめなのが、現在トヨタ博物館で開催されている企画展『トヨタ博物館でSDGsを考える』です。
世界のクルマの進化と文化をたどる博物館であるトヨタ博物館は、「博物館にとってこそ“Sustainability”は大きなテーマであり、使命である」との考えから、今回この企画展を開催。SDGsとは何か、17の目標と169のターゲットについて、サステナブルな車両3台とともに紹介しています。また、身近にできる日常的な取り組みについても紹介しているので、見た人が具体的な行動に移せるのも特徴です。
展示車両はカーボンニュートラルの代表車種である「トヨタ MIRAI」(2020)、非常時は移動する電源としても活用できる電動車「トヨタ ヤリス(ハイブリッド)」(2020)、そして明治時代、様々な社会的課題の解決に貢献した人力車(明治後期)の3台。究極のエコカーから日本発祥の初期モビリティまで、身近な車を通してSDGsについて知り、考えることができる企画展です。
お知らせ
企画展「トヨタ博物館でSDGsを考える」
期間:2021年7月16日(金)~10月17日(日)
場所:トヨタ博物館 文化館2階 企画展示室